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最近読んだ本:2009 [とりあえず羅列]

このエントリーは私が最近読んだ本や立ち読みした本をオススメするコーナーです。 本が追加されるたびにあがってきます。

●カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー
昔のロシアの地主カラマーゾフ家の3兄弟とその父親を中心にした人間模様を描いた、ロシア文学史上不朽の名作。 ある日、父親が何者かに殺害されるのですが、その前後数日の人々の顛末を中心としたお話です。 推理サスペンスではないのであっと驚くトリックや謎解きはありませんが、各登場人物の心の動き・葛藤の様子などが克明に語られ、とにかく面白い・興味深いです。 テレビドラマや娯楽系映画にありがちな予定調和的なショボい話とはぜんぜん違って、どこまでも人間の心の奥底を掘り下げていきます。
「ロシア的なるもの」を理解するうえでも優れた作品だと思います。


カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

  • 作者: ドストエフスキー
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/09/07
  • メディア: 文庫


全5巻でボリューム満点です。 2時間の映画じゃ表現しきれない内容でしょう。
光文社古典新訳文庫は、各巻末に登場人物の整理や時代背景・小説の構成など、読み進めるうえでとても便利なガイドもついてます。 間違いなくオススメ。 これは読まずに死ねません。

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