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弦楽器フェア2012 [音楽関係]

今年の弦楽器フェアはなかなか良いビオラが多かった気がします。
http://219.118.213.235/JSIMA/fairinfo/fair2012/fairinfojp.html


viola_by_maestro_ito_DSC_0583
伊藤丈晃さんの楽器は全体的にバランスよくまとまっている感じでした。 よくあるビオラだとどうしてもCが軽かったり、全体的に明るすぎたり、Dが鳴らなかったりとなかなか難しいのですがその点はクリア。 音色もハイポジが歌う感じでいいと思いました。 望むべくはもう少し音量が欲しいかなという感じでした。

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福浦みづきさんは女性のかたなのですが、楽器はとても力強い感じがしました、特に C線、G線が良く鳴ってました。 少し気になったのは、弾いてる感じが A線だけ非常に柔らかく、「あれ? A線だけドミナント張ってる?」みたいな感触がありました。 ミニコンサートで聴いてる感じでは特に何も感じなかったんですけど不思議。


viola_by_maestro_arai_DSC_0588
リューテリア・アライさんの楽器は毎年コンスタントに良い楽器なのですが、今年の楽器は去年の「A線が少しやんちゃで。。。」みたいなところもうまく昇華されていて各弦のつながりも大変良くパワーも十分、全体的な音色は少しダークでCG線で C#EGAB〜 とかディミニッシュの分散和音弾くと「おぉ、カッチョえ〜」という感じでした。 Amati 兄弟ビオラとか Grancino みたいなアッパーバウツがちょっと縦長で丸い感じの作ってくれないかなーと思ったり。


という感じで今年も堪能してきました。

そういえば、各出展のビオラの多くにエヴァ・ピラツィが張ってあったのですが最近の業界のはやりなんでしょうか。 確かに音量が出る弦なので周りが試奏しまくりの状況でのプレゼンテーションにはいいんでしょうが音色(というか発音)が少し人工的で硬いので弾いてる感じが疲れるんですよねぇ。。。
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[曲紹介] 弦楽セレナーデ/ドヴォルザーク [音楽関係]

とある演奏会用にドヴォルザークの弦楽セレナーデの曲紹介を書きました。
なかなかボリュームのある出来になったのでブログでもお披露目。




[まえがき]


ドヴォルザークは大変な鉄道マニア(当時は蒸気機関車)であったそうです。 弟子に汽車の型番をチェックしてこさせたが、間違っていたのでメッチャ怒って「(当時弟子と恋仲だった)娘との結婚はさせん!」と言ったとか(のちにちゃんと結婚できましたよ)、「機関車が手に入るのなら自分の作曲した作品全部と交換してもOK」と語った、などの逸話がいくつも出てきます。
ドヴォルザークのマニアぶりは彼の作品にも色濃く影響を与えていて、弦楽セレナーデはその中でも最も鉄道愛にあふれた作品の一つと言っていいでしょう。 そんな蒸気機関車への想いを短編にて紹介します。


第一楽章: 「港町経由」


ある早朝、新緑の中、蒸気機関車は山あいの町を出発した。 空気は清々しい。 この地方の初夏にしてはよく晴れていて、窓側に座った私には太陽が少し眩しいが ポカポカと温かくて思わずウトウトとしてしまう。汽車ならではの長閑(のどか)さだ。
今日は何か目新しい物を探そうと思ってちょっと遠出することにしたのだ。

鼻歌混じりに外の景色を眺めていると急に視界がひらけ、海が目に飛びこんできた。 波の音。 遠くからは船の汽笛が聞こえてくる。 港町に到着だ。 この街の駅はかなり大きい。 次々と人が降り、そして入れ替わりにまた別の人達が乗って来る。
子供たちは汽車に乗れるのが余程嬉しいのかはしゃいでいる。私も子供の頃は汽車に乗るのが無性に嬉しかった。 もっとも今でも嬉しいのだが、さすがに子供のようにはしゃぐことはできないな。 と、すこし羨ましく思った。 親が「静・か・に」とたしなめる。 まあいいじゃないか。

そうこうするうち汽車は出発し、すぐトンネルに入った。そうして再び山の緑の中に入っていく。緑と言ってもこちらの方が海に近いせいか少し葉の色が濃く艶々している。 木々もやや大柄な種類が多いようだ。 車窓を流れる緑を眺めながらまたウトウトする。 少し寝よう。
ずいぶん長い時間寝てしまったように感じたが実際にはどの程度だったろうか、気がつくと汽車は少しづつブレーキをかけた。 汽車は警笛を三度鳴らし目的地への到着を告げた。


第二楽章: 「夜行列車」


夜行列車といっても出発するのは夕方で、まだ寝るには早い。外では何か動物の啼く声がする。トランプやなんかに興じる人もいる。 車内で夕食をとれるサービスなどもあり賑やかな雰囲気だ。ある者などは狭い車内ながら地方の踊りを踊ったりしている。

やがて夜もふけ皆寝静まったようだ。 だが私はなかなか寝付けない。 ふと祖母のことを思い出す。
よく川に遊びに連れて行ってもらった。数え歌を教えてもらった。 遊び疲れたときは家までおんぶしてくれた。 友達と喧嘩して泣いて帰ってきたときは何も言わずただニッコリと微笑んでいた。
今となっては遠い思い出が走馬灯のように駆け巡る。

さて、そろそろ私も寝ることにしよう。列車が到着する頃には夜が明ける。


第三楽章:「かけぬける」


さっそうと平野を駆け抜ける蒸気機関車。斜面をどこまでも登っていく機関車。
木の枝スレスレに風を切り加速していく様子。 力強く警笛を鳴らす様子。
長い坂を全速力で登っていったかと思うとぱっと平らな草原が広がる。
あたかもこの世界には自分と機関車しかいないかのような一体感。

機関車よ、おまえはどこまで走るのだ。

おまえはただ走るだけなのに私にいろいろなものを見せてくれる。
汽車から見る川は細かくキラキラしていてとても綺麗だった。 遠くに見える山々は雄大だった。
私は、ただ機関車に乗っているだけなのに、だた機関車を見ているだけなのに。
黒い煙と白い蒸気を吹き上げながら出発する姿はワクワクさせてくれる。
今まで体験したことのないような加速と今まで聞いたことのないような汽笛でドキドキさせてくれる。
心地良い揺れで優しく抱いてくれ私を夢の世界に連れて行ってくれる。

機関車よ、おまえはどこまで走るのだ。


第四楽章:「人生のこと」(機関車とある機関士の会話)


夜露に濡れる機関車よ、お前もだいぶくたびれたんじゃないか。 これまでよく走ったな。
私もそろそろ退職だ。 お互い苦しい時もあったがよくやったと思うよ。

でも、もう少しだけ走ってみたいとは思わないか。 この先どうなってしまうのだろうな。
このまま終わってしまうのかな。 もう少し頑張れるのかな。

夜露に濡れる機関車よ、お前は何も言わないな。 もっとも俺がおしゃべりすぎるのか。
何かが鳴いているな。 まあ今日はゆっくり休んでそれから考えることにするか。


第五楽章:「もし機関車を運転できるなら」


もし機関車を運転できるなら、ロシアの平原をどこまでも全速力で走ってみたい。
もし機関車を運転できるなら、砂漠を越え遠くアジアまで行ってみたい。
もし機関車を運転できるなら、煙をもうもうと吐きながら坂道を登ってみたい。
もし機関車を運転できるなら、山の向こうまで響くような汽笛を鳴らしてみたい。

もし機関車を運転できるなら、綺麗な川が見える鉄橋を走ってみたい。
もし機関車を運転できるなら、今は走っていないあの旧型の機関車をもう一度走らせてみたい。
もし機関車を運転できるなら、火花を散らしながらおもいっきり急ブレーキをかけてみたい。
もし機関車を運転できるなら、みんなを乗せて世界を旅してまわりたい。

だが、私にはそれができない。 だから私はその想いを曲にしたのだ。


ーー 完 ーー




Serenade for Strings Opus 22

Serenade for Strings Opus 22

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 1992/10/27
  • メディア: CD



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顎あてのコルク交換 [音楽関係]

久々に家でビオラを弾いてる よが です。
Chinrest

顎あてと楽器の接する部分にはコルクがあるのですが、これが大分へたって潰れていました。
まあ、そんなに音には影響ないだろうと思って一年以上放置していたのですが、
久々に交換してみるとかなり楽器の響きが伸びる感じがします。
ウルフも出にくくなったみたい。ウヒヒ。


交換といっても難しいことはなく、両面テープで厚さ2mm ぐらいの
コルクシートを貼り付けるだけです。
chinrest-01
材料は東急ハンズにて購入。 10年ぐらい前に買ったコルクシート一枚を使い続けてます。
加工はハサミでチョキチョキと。 夏休みの工作レベルです。


直接金属と楽器が当たるとビリビリ言うので、最近は横までコルクをかぶせてます。
chinrest-02
ネジ締めるのは道具は使わず、手でやります。
道具を使うとあっというまにコルクが潰れてしまうので、ある程度フワフワ感を
残せるように手で締められるぐらいが丁度よく感じます。

そのかわり練習・演奏前には毎回緩みチェックが必要。
まぁ、駒と一緒で習慣化すれば全く問題ないです。


ちなみに、一番最初の写真や三枚目の写真を注意深く見たらわかるのですが、
パーフリングより内側は顎あてが表板を押さえてミュート状態にならないように、
表板のカーブにそって顎あて自体も少し削ってます。 これにしてから数年経ちますが、
もうね、音の気持ちよさが全然違いますよ。
Chinrest
削るのは自己責任でよろしくね。

こうやって削る場合、上側の金具がヒル型だと金具が微妙に飛び出るので
安物用の横に飛び出て下に伸びる金具を使っています。
ネジピッチに気をつけて組み合わせてください。


という感じで三連休を有意義に過ごしています。




ニチバン ナイスタック・20mm×10m大巻 NW-20

ニチバン ナイスタック・20mm×10m大巻 NW-20

  • 出版社/メーカー: ニチバン
  • メディア: オフィス用品



ヘンケルス クラシック事務用バサミ13cm黒 41900-131

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  • 出版社/メーカー: ヘンケルス
  • メディア: ホーム&キッチン


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DT1350 Get [音楽関係]

今年の冬ボーナスおこづかいが消えました。
DT1350-DSC06878

まあ、CD とかスコアなど結構ボーナス払いで買ってるから これだけで全部というわけじゃないんですが。


今使ってる MDR-EX700SL がボロくなってきたので そろそろ新しいのが欲しいなと思いまして
ヨドバシに行ってきました。 時節柄 人が多かったです。
DT1350-DSC06882
角刈りかっ!

フレームが黒だったらもっとよかったんですが、DT1350 は Manufaktur してないんですよねぇ。。。


イヤホンの XBA4 も候補には上がってました。 遮音性では非常に良かったんですが、
シンバルがチンチンしてて全体も何となく音が平板というか、EX700 比で奥行きがない感じがして今回はパス。
小さい音が消えちゃう感じかな。 スネアのロールの感じは XBA4 の方が胴が鳴ってて良かったです。
まぁ、ソニーストアでクーポン(一万スター越えなので、ね)使ったほうが安いっていうのもあるし
XBA4 は EX700 が本格的に壊れてからでもいいかなと。

DT1350 のシンバルはベイヤー独特の(特に DT990 の)あのシャンシャンとした感じを
継承しているように感じます。 非常に魅力的です。 何度か XBA4 と DT1350 とその他を
行ったり来たりして比べましたが、やはりあの独特の高音のシズル感とでも言うべき感じは捨てがたく。

ブル9でも試聴してみましたが、ホルンの吠える感じとかチェロの頑張ってる感じとか
いろいろやっぱり DT1350 のほうが一歩リードしてるかなという感じがしました。
ベースの pizz のクリアさに関しては XBA4 のほうがはっきり一枚上手でしたが、
上手く言葉で言えない部分でどうしても DT1350 に魅かれてしまう、そんな感じでした。


あと DT1350 の低音に関してはテスラ系共通の感じで必要最小限+αという感じですので、
低音スキーの人や電車に乗る場合はイコライザで補正してやる必要があると思いました。

ということで、今のイコライザ設定は暫定で下記のような感じ。
DT1350-DSC06884
あるいは もう少し明るい感じで
DT1350-DSC06885
ぐらいがいいと思います。 あとは実使用で全体を上下したりして微調整ですね。
16kHz はもう+1 してもいいかなと思います。

音量は Walkman X で 10~14 ぐらいかな。


音漏れに関しては、貝合わせすれば ほとんど聞こえない(EX90 よりずっと小さい)ので
サイドの髪の毛をちゃんと散髪してヘッドホンが浮かないようになってれば
まあ大丈夫なんではないかと思います。 とりあえず飛行機・新幹線での使用から試してみます。


装着感に関しては、若干側圧強めです。 体感は DT770PRO と同じか少し強いぐらいという印象です。
まぁ、耳乗せタイプなので同列には語れませんが感覚量ということで。


あと、オマケとしてコード纏めるやつがついてました。 結構使いやすそうでいいです。
DT1350-DSC06883
その他はポーチとミニ→標準変換プラグです。

ただ今これで burn-in 中。
といっても、このヘッドホンはエージングとかあんまり影響ない感じがしますけどね。

ウフル・ピーク

ウフル・ピーク

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2010/01/20
  • メディア: CD

ウフルも DT1350 でノリノリやでぇ。


ということで最後はおなじみのポーズ。
DT1350-DSC06881




beyerdynamic DT 1350 ヘッドフォン

beyerdynamic DT 1350 ヘッドフォン

  • 出版社/メーカー: ベイヤー
  • メディア:



SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-4SL XBA-4SL

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-4SL XBA-4SL

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス





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弦楽器フェア2011 [音楽関係]

去年はいろいろあっていけなかったのですが、一年ぶりに弦楽器フェアに行きました。

DSC06651

2009年に比べると、若干出展は増えたようにも思います。

今年はギターの 沖仁 氏のミニコンサートを聴くのも目的の一つ、ということで初日に行ってきました。
といっても、子供が泣きだしたらすぐに退避できるように人ごみからは離れてたので
ほとんど聞こえなかったという。。。 でも鮮やかなラスゲアードとかちょこっとだけど楽しめました。


んで注目のビオラですが、今年は海外組が結構少なくて国内組もほぼおなじみのメンツ。
毎回注目のリューテリア・アライさんの楽器、ご本人は A線にウルフが出て
ちょっと抑え目の調整にしてありますとおっしゃっていましたが、
今年も安定した仕上がりで、弾いてて楽しくなる楽器でした。

他にも何点か国内製作者の方の楽器を試奏しましたが、なんとなく皆さん
大人しいというかもう少し音が前に出る感じが欲しいなと思いました。
まあ、私の好みが大音量・艶々というのもありますが。

そんな中で結構気に入ったのがステファノ・トラブッキ氏の楽器。
20111104_string_fair
http://www.trabucchi.com/

非常に丁寧・綺麗に仕上げられており、美術的な観点でも大変すばらしいものでしたが、
それにもましてD線~A線のちょっとセクシーで歌う感じ、誰かが楽器と一緒に歌ってくれてるような感じ
はなかなか他の楽器では得難い個性を感じました。
この楽器でテレマンのコンチェルト4楽章とか颯爽と弾けたらカッコいいだろうな~ムフフ~という感じでした。

そういえば、この楽器も私のと同じアマティモデルだったかな?



てな感じで駆け足でしたが、今年の弦楽器フェアの感想でした。




MI CAMINO[ミ・カミーノ]~10年の軌跡~

MI CAMINO[ミ・カミーノ]~10年の軌跡~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2010/09/15
  • メディア: CD



あと、弦楽器フェアと関係ないけど最近お気に入りのリュートの人。


マジック・リュート

マジック・リュート

  • アーティスト: カラマーゾフ(エディン),スティング,ドメニコーニ,ブローウェル,バッハ,ザンボーニ,ヘンデル,パーセル
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/11/26
  • メディア: CD



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HP-A3 に USB 電源 [音楽関係]

だいぶオカルトな話ができるようになってきた よが です。


HP-A3 の電源として USB 対応のバッテリ内蔵電源アダプターを買いました。 AC-UP100 です。

希望の条件は下記です。
- 5000円以下
- AC つないでる時は AC アダプタ的な使い方もできること(PC にぶら下がるUSB機器を減らす)
- バッテリ駆動で USB 給電(できれば高出力、長時間)(変換ケーブルでケータイとかも充電)
- USB DAC として使用中の HP-A3 の音が良くなる

まあ、停電対策がてら一つぐらいは持っておいたほうがいいかな、と。
まあ、 http://ctec3.blog.so-net.ne.jp/2011-02-03 を見てWalkman にもよさそうかな、と。
まあ、エネループのポータブルソーラーセット(eneloop portable solar) SSL-SBWL3AS もよさそうだったけど AC つないで給電できない雰囲気(未確認)なので今回は見送り、と。
まあ、お金があれば HyperJuice http://www.act2.com/products/hyperjuice.html にチャレンジしてもよかったかな、と。


AC-UP100 を買う前に一つ実験したことがあります。
Walkman 付属の充電器はもともと USB 端子タイプの AC アダプタなので
HP-A3 につなげば USB 電源として使用できます。
それを使ってVBUS の違いによる音の違いが聞き分けられるか?

# プラシーボでもおまじないでもかまいません。
# 自分にとって変化が感じられるかどうか?が重要です。

その結果は、、、
- Walkman の USB 型 AC アダプタにするとなんか音が鈍って聞こえる
- パソコンの USB 端子のほうがくっきりしてる気がする

ということで「変化あり」、と。


ならば、機器を選べば よい方向への変化も期待していいのではないか、と。



今回比較に使用した CD は、最近お気に入りの Inherit。

アップ・ザ・リヴァー

アップ・ザ・リヴァー

  • アーティスト: インヘリット;ムーンシャイン;ニード・ノット・ウォーリー;ナイーヴ;エムスキー;ファットリップ;CL;エル・ダ・センセイ;アロー・ブラック;ザ・フォーティーナイナーズ;タブリーク
  • 出版社/メーカー: GOONTRAX
  • 発売日: 2008/06/18
  • メディア: CD


特にお気に入りは 2曲目の Clean Slate feat. CL と 5曲目の Advance。 ちなみに MP3 アルバムでも販売していて、そちらだと全曲試聴もできます。 しかも Clean Slate feat. CL は無料。 ぜひ XB1000 で聴いてください。



さて、気になる HP-A3 との組み合わせた聴感上の印象は以下のとおりとなりました。

バッテリ駆動 >≒ PC USB > AC駆動 >≒ Walkman USB


Walkman の USB アダプタや AC 駆動の場合、なんとなくノイズフロアが上がって
バックの金属パーカッションっぽい細かい音が聞き取りにくくなったような気が。

一方、バッテリ駆動にすると細かい音までピントが合った感じで小さいながらもキラキラした感じの音とか、「フゥー」っていうコーラスなども耳に入ってきます。 PC の USB 端子もほぼバッテリ駆動と変わらないくらい健闘していますが、あえて違いを述べるならば若干ジャリジャリした感じがします。

今回の実験結果からすると、(スイッチング電源だから?) AC → 5V 直はあんまり良くないということに なりそうです。

# リプルとか小さなスパイクノイズみたいなのが聴感上の違いに影響してるのであれば
# フェライトコアを USB ケーブルに巻いてみるのも効果あるかも?



ということで、純粋に音質改善目的のみで購入するのは変化が微妙なのでオススメしませんが、ついでに いろいろ試してみたい人には悪くない選択肢なんではないかな、と。




ソニー バッテリー内蔵型USB ACチャージャー AC-UP100

ソニー バッテリー内蔵型USB ACチャージャー AC-UP100

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス







SONY ステレオヘッドホン XB1000 MDR-XB1000

SONY ステレオヘッドホン XB1000 MDR-XB1000

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



FOSTEX 32bitDAC ヘッドホンアンプ HP-A3

FOSTEX 32bitDAC ヘッドホンアンプ HP-A3

  • 出版社/メーカー: FOSTEX
  • メディア: エレクトロニクス



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HP-A3+MDR-XB1000 で楽しく聞ける CD [音楽関係]

MDR-XB1000 は、実売2万円ぐらいということでヘッドホンを趣味とする人であれば心理的障壁も低く 気軽に買える(逆にBクラス扱いで相手にしない?)値段だと思いますが、なかなか侮れません。 最近 DT990 も HD650 も出番が減っております。。。 XB1000 はヒップホップ系とかクラブの音場を念頭に置いて作ったみたいなことが書いてありましたが、それ以外のジャンルでも結構いけるのは一応フラグシップを名乗るだけの実力を持っているということでしょうかね。

あと PC と HP-A3 の接続のほうは 光デジタルだったり USB だったりで一定していません。 ま、そう目くじらを立てるほどの違いはありませんからいいでしょう。 PC の音量はHP-A3 のギャングエラー回避(XB1000 だと音量とれすぎ)のため 50 にしてあります。

□ Headstrong / Ashley Tisdale


HEADSTRONG

HEADSTRONG

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 2007/02/19
  • メディア: CD

このCD、今までは音的にもプロデュース的にも手抜き量産 POPS というイメージでチープな感じがして「ジャリタレのとりあえず出してみたCD」という印象が前面に見えてしまい あまり楽しめなかったものです。 例えば いろいろ音的な仕掛け等が入ってるのが これまではバラバラに いわばツギハギのハギが上手くできてない感じで「テキトーにおかずフレーズをサンプリングで挟みました」的に聞こえてました。 それが XB1000 だと Bボタン連打で畳み込むように、数珠つなぎに聞こえてきます。 Kick It!

ヘッドホン的な観点から言うと、単に低音の量が多いというよりは(音量的にはつぶれてますが)ピラミッド型のバランスでありながら低音のモリモリによっても上の帯域の楽器の音が潰れていないという感じがします。 玉乗りの上でも縄跳び可能、みたいな。
ここはやはりドライバの口径の大きさ(70mm)が効いてるんでしょうかね。 疑似科学的妄想をするならば、直径70mm vs 50mm だと面積比は約2倍なので通常のヘッドホンの半分のストロークで同量の空気を動かすことができるはずですが、それによって細かい音のストロークも塗りつぶされずに浮かんでくるのかな、と。
開発者インタビューで音の塊が。。。とか、密度が。。。みたいなことが書いてあった気がしますが、確かに打ち込みの音でもここまでコシがあれば楽器の音として成り立ってる気がします。

アシュレイ、直すとしたらあとは子供っぽぃ発音(言葉づかい)ゃなぁ。 もぅちょっと色っぽぃ感じにならンかのぅ。


□ Waltz For Debby / Bill Evans Trio


以前 blog のコメントで紹介してもらった CD です。
ワルツ・フォー・デビイ+4

ワルツ・フォー・デビイ+4

  • アーティスト: ビル・エヴァンス,スコット・ラファロ,ポール・モチアン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/09/19
  • メディア: CD

密閉ホンだと籠り感が~みたいなことを言われることがありますが、ライブハウスぐらいの空間であれば その壁がライブ感を増幅してかなりいいです。

ちなみに地下鉄の音は注意すれば聞こえます。


□ First Message / 絢香


First Message

First Message

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: CD

この人、意外と声(というか声の共鳴点みたいなの)が低いんですよね。 声優するなら男の子役でしょう。
そういえば病気療養のほうはどうなったんでしょうか。 早く良くなってまた活躍してほしいものです。

アコースティックギターのジャラランとかが気持ちいいです。 ボーカル中心の聴き方なもう少し違ったバランスのほうがいいかと思いますが、バンド的な音のまとまりという観点では XB1000 もなかなかよいと思います。



□ PLAY / Electro Deluxe


プレイ

プレイ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2010/10/06
  • メディア: CD

なんか久々にかっこいいアルバムに出会いました。 ブラコン好きなら買って損のない一枚でしょう。
基本はガシッと筋肉質だけどメロウなところもあって、 Between The Lines のフランス語っぽいラップとか Mousse の Jazz ぽい曲とか Talking About Good Love のいかにもブラコンっぽい感じ等々バラエティに富んだ構成で楽しめます。



Tribute / オジー・オズボーン



トリビュート~ランディ・ローズに捧ぐ

トリビュート~ランディ・ローズに捧ぐ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2002/06/19
  • メディア: CD

名盤です。 我が敬愛するギタリスト ランディ・ローズを堪能する一枚です。 全ギタリスト必聴と思っております。

正直、XB1000 だと音のバランスとしては若干低域が出過ぎかもしれません。 でも「ランディのギターってライブだとこれくらい太い音だったんじゃないかな?」と思うと、XB1000 で聴くのもなかなかオツです。

それにしても Mr.Crawly のソロは何度聴いてもかっこえぇワー。 そして2番ソロでは そのランディのソロに合わせてキーボードのドン・エイリーが裏でこっそりハモり弾いとったんか!と新たな発見をしました。 XB1000 でかした!、の想いです。 Everybody, Stand up!

Suicide Solution のリフもええなー。



□ Schumann: Album for the Young Op 68 / Angela Brownridge


Schumann: Album for the Young Op 68

Schumann: Album for the Young Op 68

  • アーティスト: Robert Schumann,Angela Brownridge
  • 出版社/メーカー: Hyperion UK
  • 発売日: 2000/04/11
  • メディア: CD

ごくたまにシューマンが聞きたくなることがあります。 つらいこと・嫌なこと・腹の立つことなんかがあっても、そうでなくても、この純朴で清らかな音楽を聴いていると心が洗われます。
しっとりと落ち着いた感じで聞けます。 お気に入りは Erster Verlust と Kleine Fuge。


[2011/04/08]
地震のあと、怒涛の節電キャンペーンで真空管のアンプは使用がためらわれることもあり
最近はもっぱら HP-A3 オンリーで運用しています。(HA-1A がほとんど活躍してない。。。)

MDR-XB1000 と A3 の相性はかなりいいですね。 HD650 とか DT990 だと
ソースによって薄い感じやシャリシャリした感じが目立ったりするのですが、XB1000 なら
チャチな感じの音はしにくいです。
低音好きな人向けの省エネセットとしてオススメします。

ソウル・ボサノヴァ

ソウル・ボサノヴァ

  • アーティスト: クインシー・ジョーンズ,クラーク・テリー,フィル・ウッズ,ポール・ゴンザルヴェス,ローランド・カーク,ラロ・シフリン,ジム・ホール,クリス・ホワイト,ルディ・コリンズ
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/09/24
  • メディア: CD

XB1000 で聴くクインシーのボサ、カッコエェです。






SONY ステレオヘッドホン XB1000 MDR-XB1000

SONY ステレオヘッドホン XB1000 MDR-XB1000

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



FOSTEX 32bitDAC ヘッドホンアンプ HP-A3

FOSTEX 32bitDAC ヘッドホンアンプ HP-A3

  • 出版社/メーカー: FOSTEX
  • メディア: エレクトロニクス



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インピーダンスのマッチングの計算 [音楽関係]

最近、趣味の電気回路をお勉強中のよがです。

今日のお題はインピーダンスマッチング。
ある機器(回路)の出力インピーダンスと、その次につなぐ機器(回路)の入力インピーダンスは同じ値の時が一番効率が良いという話です。 たとえばDAC とヘッドホンアンプや、ヘッドホンアンプとヘッドホンの間の話もコレ。

なお、「こんな感じで考えれば納得がいく」というだけで内容の正確性・電気的妥当性については一切保証しませんのであしからず。


下記のような回路を考えましょう。
imp1

出力インピーダンスが R で、次段の入力インピーダンスが R の n 倍とします(n は0 以上の実数)。
n が 0 ならゼロオーム、100 なら 100倍です。 1 以下の小数でもかまいません。

インピーダンスの比率 1:n がどうなると最大なのか?


まずはオームの法則的に電圧および電力の式を書き出しましょう。
imp2
# R が一つ消えてるなぁ。。。 気にしないでね。

ここでは V1 の内部抵抗は R に含むものとします。 ケーブルの直流抵抗もおそらくこちらに含まれます。
後続の機器にわたる電力が W2 です。 図では便宜的にn×Rの抵抗で書いていますが実際には何らかの回路が繋がります。

電流 I2 を置き換え、V1 の式で表すと、W2 は n の関数となることがわかります。


n+1 が分母にあるのは後の計算というか式の見栄えが面倒臭そうなので m という媒介変数(というほどでもないけど)で置き換えます。 当然、W2 は m の関数になります。

W2 最大となる m を求めれば 1 : n = 1 : m-1 で比率がわかります。 最大値の求め方は高校数学ですので理系の方ならわかるでしょう。 W2(m) のグラフの傾き(微分)が 0 になるところが山のてっぺんです。
imp3

ということで無事、出力インピーダンス:入力インピーダンス=1:1 が最も効率が良いという結果になりました。

アンプの出力段直後のインピーダンスが理想的な値0Ωだった場合はその出力の中点から次段に繋がるように回路を構成する(含:ケーブルを選択する)とベストということですね。 インターコネクトのケーブル選定やアッテネータを挟みたい場合なんかに、今までよりもイメージしやすくなるといいですね。

オーディオ的観点からは「効率が最も良い=音が良い」とは限らないのがつらいところです。



[おまけ]
よく音楽業界でいわれる「ロー出し・ハイ受け」は n>1 のケースです。
逆に 「LINE out にイヤホンとか直でつなぐと機器やイヤホンが壊れちゃうかもよ」の話は n<1 です。
といっても現実にはそうそう壊れないよね。。。の話もこのイメージがあるとないとでは危険水域の見積もりに影響あるんじゃないでしょうか。

出力・入力インピーダンスがある値に近づくと I1 とかどうなっちゃうんでしょうねぇ?というあたりから考えてみると面白いかもしれません。 まぁ、出力側がどんな負荷が来ても V1 が一定になるような定電圧的な回路構成なのかそうでないのかも重要なファクターになってくると思いますが。





定本 OPアンプ回路の設計―再現性を重視した設計の基礎から応用まで

定本 OPアンプ回路の設計―再現性を重視した設計の基礎から応用まで

  • 作者: 岡村 廸夫
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 1990/09
  • メディア: 単行本



情熱の真空管アンプ

情熱の真空管アンプ

  • 作者: 木村 哲
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2004/04/15
  • メディア: 単行本



MDR-XB1000 Get [音楽関係]

デカッ!
XB1000-DSC03345

「興味本位でヘッドホン買うようになっちゃあ、人間、終わりだな。」


理由はよくわかりませんが、1週間早くやってきました。 SonyStyle。
宅急便の箱もでかかったです。
XB1000-DSC03336



とりあえず、コレを再生中。

ヨーロピアン・スタンダーズ ヤン・ラングレン・トリオ

ヨーロピアン・スタンダーズ ヤン・ラングレン・トリオ

  • アーティスト: ヤン・ラングレン,マティアス・スヴェンソン,ソルタン・チョース・Jr.
  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: CD



さすがフラグシップということでブリスターパックじゃなくて四角い箱入り。
しかもその中からまた段ボールの箱が出てくるという念の入りよう。
XB1000-DSC03338
箱に ”ULTIMATE DEEP BASS” って書いてあるよ。

音については、なんか低音が元気にズンズンバキバキ来るのを予想していたのですが、ボビー・オロゴン的低音です。 予想との違いに若干戸惑っております。 要エージングか?!
とりあえず、スネアが深胴(笑)。


この音の感じは、、、タ、タンノイ?



大した美辞麗句が思いつかないので、大きさ比較。

こちらが DT990
dt990-DSC04751


そうこうしながらも CD を POP なのに変更してみたバイ。

Wop Bop Torledo

Wop Bop Torledo

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1990/09/17
  • メディア: CD
最初のうちは若干、バランスが悪い感じもしたけど慣れてくればなかなかいい塩梅じゃな。
とりあえず DT770 とか DT990 と同等の解像感はあるでせう。
DT770 よりも音が近い感じがするなり。


で、MDR-XB700 の写真
xb700-DSC06296


引き続き XB1000 に合いそうな CD をお試し中。
おっ、「ドナ・リー」がかなりいい感じ。

ジャコ・パストリアスの肖像+2

ジャコ・パストリアスの肖像+2

  • アーティスト: ジャコ・パストリアス,ハービー・ハンコック,ランディ・ブレッカー,デビッド・サンボーン,ハワード・ジョンソン,ウェイン・ショーター,ドン・エイリアス,マイケル・ブレッカー
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 2000/08/18
  • メディア: CD
2曲目に突入しても音量を変えなくて OK って、どういうこと?(笑)


最後に MDR-XB1000(再掲)
XB1000-DSC03345
厚みが違うわ~。 ヘッドバンド伸びる~。


イヤパッドの厚みのおかげだと思いますが、装着感は XB700 よりも圧倒的に XB1000 のほうがいいです。
中の空洞部分が広くて、いわゆる「おさまりがいい」というやつですね。 XB700 は側圧がつらい感じもしましたが XB1000 は OK です。



、、、って、blog を書いてるうちに少し耳が慣れてきましたが、この調子だと たぶん1週間ぐらいは Burn-in をしたほうが良さそうですね。 機器的にも、人間の耳的にも。

これはピアノと合いそうだ。 ヘッドホン界のベーゼンドルファーと呼ぼう。


「水戸黄門のCM 行く前のやつ」って言ってピアノの低い方の鍵盤全部押さえる遊びをやったことある人ならわかると思いますが、あのズシーンと来る感じがします。



369.3

369.3

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: CD
って、全然ピアノ関係ないやん。
確かに低音が強いですが、嫌な感じの強さではないですね。
だんだんボワボワした感じは収まってきたように感じます。


XB700 同様、音漏れはそれなりにあります。
XB1000-DSC03347
3本縦線じゃなくて横長です。 開口面積からすれば XB700 より盛大に漏れるでしょう。


あと、プラグはストレートです。

アンプは HA-1A はハムノイズがブンブン鳴ってまったく合いません。
HP-A3 を使用中。




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SONY ステレオヘッドホン XB1000 MDR-XB1000

SONY ステレオヘッドホン XB1000 MDR-XB1000

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



SONY ステレオヘッドホン XB700 MDR-XB700

SONY ステレオヘッドホン XB700 MDR-XB700

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス






FOSTEX 32bitDAC ヘッドホンアンプ HP-A3

FOSTEX 32bitDAC ヘッドホンアンプ HP-A3

  • 出版社/メーカー: FOSTEX
  • メディア: エレクトロニクス



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DT770 with King Size Ear Cushions [音楽関係]

w/ KSEC!
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I just tyied to get MDR-XB700's massive king size ear cushions into DT770 Pro.

It sounds with more bass. Especially, its amount is similer as MDR-EX700.
And also This combination has clearly defined impressive highs. i.e. cymbals, chims, or any other percusions are sounding as if they are available here. So pleasant. This is the taste of closed-back headphones, isn't it. Oh, If you have a chance, you must listen Sui-Kin-Kutsu (or sounding pot with water drops which is seen in some japanese traditional garden).

Yo! Yo! BBBigggggg tires!
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You can get instructions for how to get ring off from ear cushion patrs here http://yoga.blog.so-net.ne.jp/mdr-xb700-earpad .

Then, fixate 'em with double sided tapes and you have done.
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So easy, huh?

Also, If your sensitive ears don't like too loud bass, I have a solution.
DT770-DSC00048-trim
The amount of bass is controled by a small hole on the can, at backside.
When you close this hole, -- This will gain the stiffnes of backside air. The diaphragm will get harder to move -- , you can get more tightened up bass, And sound pressure level gets slightly lower.

I'm using cork sheets and double sided tapes for this purpose.
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Get it?
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PLAY IT LOUD, MUTHA!!!

Enjoy your DT770 life!







SONY ステレオヘッドホン XB700 MDR-XB700

SONY ステレオヘッドホン XB700 MDR-XB700

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



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ヘッドホンアンプ HA-1A Get [音楽関係]

確か2年前のこの時期にも真空管アンプを買った気がします。
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今回は DAC を買いに行ったんですけどね。


現状 Softone Model6 or PCM-D50 or MZ-RH1 を DAC代わりに使用していたのですが、
- USB だと PCの負荷が上がるとプチプチノイズが出るので光OUT がベター
- っていうかそもそも USB 機器増えすぎ。 要整理。
- PCM-D50 本体で編集してるときにPC からの音が聞けない/コンパネの設定変更が面倒
- 楽器の録音するときに D50 外さないといけないけどその度に機器のつなぎ変えが面倒
- もう少しガッツのある感じの音も聞きたくなってきた
- MZ-RH1 は最近セパレーションの悪さが気になるようになってきた
- そろそろ大きな買い物してストレス発散。 年末調整でお小遣いゲット。
- 最近流行の Async USB はまだまだ発展途中、ネット音源の栄枯盛衰含めあと2年ぐらい様子見
などなど。

ここ半年ぐらい何かと忙しく、睡眠時間も十分取れない期間が続いています。 そのため家では あんまり知的・分析的な聴き方はしなくなってますので、解像感等よりも音楽(BGM/マジ聴きどちらも)としての心地よさを優先させたい。 あと利便性の向上。

ということで、視聴せむとて行くなり。 10万円近い DAC (複合機含む)も聴かせてもらったんですが、いずれも近年の解像感重視の傾向からかチリチリ・キンキンした感じが気になります。 そんなんばっかりでイマイチお金を出す気にはなれなくて、正直試聴機の CD Player マランツ CD6000 OSE の内蔵で DA 変換したのでいいやん。。。 それならマランツ繋がりで最近注目の NA7004 でも買ったほうがいいのかな?という気分。
まぁ、私の聴力は楽器で酷使してるせいか、寄る年波の所為か、タバコのヤニで詰まってるせいか、14kHz 以上の正弦波は聞こえない FM耳なので、睡眠時間が取れて体調が良かったとしても解像感を重視した高域よりの設計の機器だと その恩恵を十分に受けることはできないでしょう。 残念ながら HP-A7 も izo iDAC-1 も iHA-1 v2sx も その芸風は今の自分の好みには合わない ということがわかりました。 そういえば昔、TAKET の Batpure も試したことがありますが あれもあんまり好みじゃなかったですね。

それに HA-1A と PMA-CX3 以外のヘッドホンアンプだとチェロの指板パシパシの音が呑まれた感じになっって必要以上にヌルッとした感じになちゃうんですよねぇ。。。 逆に、PMA-CX3 はヘッドホンアンプとしてもアリかな、Beyer A1 やLUXMAN P1/P200 よりはこっちのほうが好みかな?と、試聴してるうちに、その印象の大部分がDAC よりもヘッドホンアンプに依存してることに気が付きました。

それにしても筐体重量と低音のインパクトは比例してるんじゃないかと思うくらい、大きめの機材のほうが印象が良いのは何かのプラシーボ効果なんですかねぇ。


ということで方針転換し、DAC への投資は最小限に抑えてヘッドホンアンプを購入するべし。
DSC03210
箱のデザイン変わった?

手持ちで帰りましたが結構重かったです。 その時は楽器も持ってたし、テキサス2バーガー買って帰れ指令が出ていたこともあり、「駅からタクシー」の誘惑に勝てず余計な出費がかかりました。。。


ということでさっそくバーンイン開始!

テキーラ、サングレ・イ・フエーゴ

テキーラ、サングレ・イ・フエーゴ

  • アーティスト: ワトゥーシ,ベンソン,ザ・パープル・テルマドール
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2009/05/02
  • メディア: CD


イャー、watussi はん、ノリノリですなぁ。
楽器ごとの距離感みたいなのが前よりもわかりやすい気が。 バスドラのキックが HD25 的なインパクトを伴って聞こえる気持ち良さはやっぱり真空管だからなのかな?


HA-1A といえば細かい気配りが評判良いですが、噂通りちゃんと手袋もついてましたよ。
DSC03211
あと、取説には回路図も載ってました。 Vol は最初の入力のところに入っていて、PRE IN OUTPUT (いわゆる LINE OUT)は 12AX7 と 12AUx7 を通ったものが出力されます。 なのでボリューム連動です。 あと、Headphone と Speaker 端子は排他で、プラグを挿すと SP 出力が切れ、抜くと繋がります。 アウトプットトランスのタップ位置の違いで SP 出力、ヘッドホンのインピーダンス切り替えをやってます。


ということでひとまず交代。
DSC03213
縦長機材はフットプリントが小さいので机の上が広くなりますね。 ただ、HA-1A は発熱が結構あるので筐体の上に何かものを置くのはやめたほうがいいでしょう。


真空管がいっぱい入ってるだけで、何か豊かな気分になります。
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EL84 かぁ、VOX AC30 と同じだぁ、、、とか。

音の感じはバーンインが進んでないせいかエレハモの球のせいか bright and jangly な感じがわずかにします。 一方、低音のもわっとした感じは Ultraliner にするとすっきりします。 出力インピーダンスの違いによるダンピングが効いてるんですかね? 開放型ヘッドホンなら Triode モードよりも Ultraliner のほうが相性いいでしょう。
インピーダンス調整は4段階で切り替え可能ですが、メインのヘッドホンは DT990 MANUFAKTUR 600 ohms なので最大で固定。 ちなみにインピーダンス調整を下げると直列コイル成分が減るせいか相対的に低音は減っておとなしい感じになります。 理屈の上では高域が減りにくくなるというのが正しいはずですが、聴感上は音量が減りボーカルなどが前に出てくる感じです。

音全体の印象を簡潔に表現するなら、「エレキブーム世代」「この牛蒡、生でもいけるぜ」でしょうか。

HA-1A でよく話題になるホワイトノイズ・ハム・マイクロフォニックについては Softone Model 6 よりも はっきりと聞こえます。 というか Model 6 ではほとんど気にならなかったです。 この辺は電源とか球交換とか制振グッズ等で今後改善できるんじゃないかと思っています。 ハムは難しいかな。



12AX7 なら秘蔵の球がアルヨ。
12AX7-DSC03237


DAC は必要最小限という方針になったので、「光 IN がある一番安いの」という基準で選定。
DSC03229
FOSTEX HP-A3 です。
DAC チップが TI でも CS でも Wolfson でもなく AKM というところも魅力の一つ。
これも単品でヘッドホンアンプにもなるので比較などはまた別の機会に。


ということで情緒的 HA-1A 購入記でした。






FOSTEX 32bitDAC ヘッドホンアンプ HP-A3

FOSTEX 32bitDAC ヘッドホンアンプ HP-A3

  • 出版社/メーカー: FOSTEX
  • メディア: エレクトロニクス



ティアック beyerdynamic オープン形高級オーディオ向け高インピーダンスモデル DT990E/600

ティアック beyerdynamic オープン形高級オーディオ向け高インピーダンスモデル DT990E/600

  • 出版社/メーカー: ティアック
  • メディア: エレクトロニクス



HA-1A の音の傾向は好きだけどノイズが苦手な人にはこちらをオススメ。
DENON プリメインアンプ PMA-CX3-SP

DENON プリメインアンプ PMA-CX3-SP

  • 出版社/メーカー: デノン
  • メディア: エレクトロニクス



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HD650 のヘッドバンド改造大作戦 [音楽関係]

ヴォ~ン、ヴォオォ~ン、ヴォオゥオォゥ~ン。
A Headband of the MDR-XD400
近未来サイバーパンクっぽい感じにしたかったんですが、いかんせん被写体が地味すぎましたな。


さて、最近我が家のヘッドホンファミリーの一員となった HD650 氏ですが、Beyerdynamic の天使のような付け心地に慣れてると Sennheiser のヘッドバンドは側圧がきつくて頭頂部も圧迫感があります。 巷の噂ではティッシュ箱とかに挟んで側圧を緩くするみたいですが、それだとイヤパッドもつぶれちゃうんですよネェ。

それはそれでチョイ困ってたんですが、他にも困ったことが。
HD650 and MDR-XD400
それは、何となく捨てられないままで場所を占有している古いヘッドホン。 もちろん HD650 は捨てないアルヨ。

MDR-XD400 も欲しい人がいれば誰かにあげて良かったんですが、イヤパッドが朽ち果ててて触るとポロポロと黒い断片が散乱する状態なので、新パッドを調達してもらわないといけません。 ところが、この XD400 用の交換用イヤパッドがやたら高くて新品の MDR-XD400 が買えそうな勢いです。
つまり「実質、使い捨てヘッドホン」なんですな。。。



で、こういったのをどこに置こうか、捨てようか、あげようかと思案しているうちに あるビジョンが。

XD400-DSC00052

なんかねぇ、メッチャ似てるんですよ。 この角度と幅。



ポヮ、ポヮ、ポヮ~ン。。。



XD400-DSC00055s
HD650 がこんな感じのまん丸で、
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MDR-XD400 のがちょっとはみ出てるから
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カプッ
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ゴリゴリッと大胆に by 肥後守(ひごのかみ)
XD400-DSC00063
でも、仕上げは丁寧に
XD400-DSC01366s
いいわよ~ん

HD650 with MDR-XD400's headband mod.
おぅ、コレくらい朝飯前ョ。
気絶して次に気がついたときはヘッドバンドが違うものになってたんだ!



。。。ところが、ここで新たな問題が。


HD650 のハウジングがヘッドバンドのアームにあたって、ハウジングの傾き具合が「上が狭すぎる状態」になってます。 よって、孫悟空が頭につけてる金の輪っか(緊箍:きんこ)みたいにメチャ痛いっす。 ← あかんやん。

んで、対策を考えること30秒。


ポヮ ポヮ ポヮ~ン。。。



要は、もうちょっと浮かしてやりゃイインダヨ
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材料費はタダ
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↑ひげ男爵のひぐち君
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マーキングしておくと作業がやりやすいです
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ラジオペンチでひくち君は伸びました
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浮かせ具合は1cm ぐらいかの
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イエース、ナイス マーキング アゲイン
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万力(まんりき)というのがあると、端を強力に固定できるので
DSC00084s
針金は曲げやすいです
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ここでマーキングが生きてくるんですな
DSC00076s
こんな感じで
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出っ張りは1.3cm ぐらい残しておいたほうがいいです。 短すぎると穴にささってもすぐ抜けます。

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同じものを2個作って
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輪ゴムとか両面テープを縦に折って細長くしたのとかで固定
DSC00093s
そうそう、まぁ暫定処置だからね
DSC00099
あぁ、だんだん現実の世界に戻ってきたよ。

DSC00091
やっぱりサイバーパンクっぽくはならないなぁ。


でも着け心地はかなり良くなったよ。 XD400 と同じぐらい。




Sennheiser ダイナミックオープンエアヘッドホン ハイグレードモデル HD650

Sennheiser ダイナミックオープンエアヘッドホン ハイグレードモデル HD650

  • 出版社/メーカー: ゼンハイザー
  • メディア: エレクトロニクス



SONY ヘッドフォン MDR-XD400

SONY ヘッドフォン MDR-XD400

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



ニチバン ナイスタック・15mm×20m大巻 NW-15S

ニチバン ナイスタック・15mm×20m大巻 NW-15S

  • 出版社/メーカー: ニチバン
  • メディア: オフィス用品



エンジニア ベンチバイスTV-01

エンジニア ベンチバイスTV-01

  • 出版社/メーカー: エンジニア
  • メディア: Tools & Hardware



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ソフトン Model6 + HD650 で楽しく聴ける CD [音楽関係]

まあ、今回もいっときますか。
DSC09840_tonemapped


□ Coup de grace 1997-2007 / KOOP
Coup de grace 1997-2007

Coup de grace 1997-2007

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インペリアルレコード
  • 発売日: 2010/02/17
  • メディア: CD
KOOP のベスト盤です。
それほど Hi-Fi な感じの録音ではないですが、というかわざとレコードっぽい感じの音に仕上げてる感じがしますが、生音系のはいい感じで聴けますね。 特に1曲目の Koop Island Blues などはイヤホンで聴くとレンジ狭い感じにしか聞こえないのですが HD650 だとそれも懐かしい味付けとして楽しめます。
あれだけクラシックがどうのこうの言ってたのに、いきなり Jazz やん。。。 ま、いいか。


□ Where We Belong / Rasmus Faber
ホエア・ウィ・ビロング

ホエア・ウィ・ビロング

  • アーティスト: ラスマス・フェイバー,ダイアナ・フィアロン
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD
結構お気に入りの一枚。 ジャンル的にはハウス系ですが、生ピアノを使っててあんまり打ち込み臭い感じはありません。 この CD は歌の上手な女性ボーカルいっぱいなのもいいです。


□ 川よ~ヴィオラのための現代作品集 / キム・カシュカシャン

川よ~ヴィオラのための現代作品集

川よ~ヴィオラのための現代作品集

  • アーティスト: カシュカシャン(キム),コミタス,マンスリアン,マンスリアン,スタインバーグ,リーブライヒ(アレクサンダー),ローズ(ギル),マンスリアン(ティグラン),シュルコフスキー(ロビン),クス四重奏団,ミュンヘン室内管弦楽団,ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/10/07
  • メディア: CD
正直な所、電車の中でイヤホン使ってるとこういう曲を聴く気がしないんですワ。 なんかよく聴こえないから別のにしてしまう、と。 じゃあ家で聴けばいいじゃないかって話なんですが、これまたすぐに眠くなるのであんまり最後まで聴いたことがないという。。。(笑)。
てなわけで、「映画」と「ドキュメンタリー」の違いみたいな感じで、使うヘッドホンによってその作品の捕らえ方というのもちょっと変わってきます。 HD650 は 「映画」風だと思います。 そして、あんまり古典的な和声進行とかに囚われない作風の現代クラシック曲は「曲の緻密な構成を理解する・様式美に感嘆する」というよりは「サントラ的に音でのいろんな描写を楽しむ・雰囲気重視」のほうがより聴きやすくて眠くなりません。 こういう曲の場合は、特に弦楽器の音がカサカサしないっていうのが重要ですね。 HD650 がピッタリです。


□ One Leg Dancer / The Rongetz Foundation
ワン・レッグ・ダンサー

ワン・レッグ・ダンサー

  • アーティスト: ザ・ロンゲッツ・ファンデーション
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2007/11/02
  • メディア: CD
ベースがかっこいいです。
まぁ、それだけなんですけど、DT770 よりももう少し理性的というか落ち着いた感じで楽しみたいときなんかは HD650 がいいですね。



コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ作品8

コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ作品8

  • アーティスト: ヨーヨー・マ,シェン,オコーナー,コダーイ,ワイルド,チェレプニン
  • 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD
わりと最近の作曲家なのにコダーイさん。 そして馬友友と書いてヨーヨーマ、昔はヨー・ヨーマだと思ってました。 コダーイのソナタは、あんまりかぶりつきで聴く感じよりも、一歩下がってスタジオの反響がよく聴こえる感じの方が曲の壮大さみたいなものが楽しめます。 やっぱりマーさんうまいわ。 重音トリルがちゃんと上も下も音程聴こえる快感は HD650 ならではですな。



ゴールデン☆ベスト 石川セリ シングルス・アンド・モア

ゴールデン☆ベスト 石川セリ シングルス・アンド・モア

  • アーティスト: 石川セリ,なかにし礼,井上陽水,荒井由実,みなみらんぼう,下田逸郎,松本隆,井上真介,村上透,かしぶち哲郎,吉岡オサム
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2003/11/26
  • メディア: CD
昭和の歌謡曲らしくボーカルにエコーかけまくりで純粋に石川セリの声を中心に歌を聴きたい人からするとあんまり音が良くないCD ということになるのですが、HD650 ってこういう悪録音耐性みたいなのが高いですね。 ぜよぜよ。


ヴィオラ、チェロと来たので、必然的にヴァイオリンの現代曲も紹介することになります。
□ イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ / Domenico Nordio

イザイ、ウジェーヌ(1858-1931)/Sonatas For Solo Violin: Nordio
なんかライブ録音らしいんですけど、お客さん(レコーディング見学?)は入れたのかな? 異様に静かでたまにこっそり咳払いみたいなのが聴こえるぐらいで弾いてる本人が唸ってるのかお客さんがこっそり咳してるのかわからないくらいです。 最後の最後に大拍手があって「やっぱりお客さん居たんだ」というのがわかるんですが、それくらいずーっと緊張感が持続してます。
それにしてもイザイ全曲一日でやるって そうとう精神力も要りますよね。 ノルディオさんが使ってる楽器はガルネリ Ex Baron Knoop らしいっす。


[2010/05]
読み返してみたらクラ系が小編成ばっかりで寂しかったので大オーケストラ曲も追加です。
ブルックナー:交響曲第9番

ブルックナー:交響曲第9番

  • アーティスト: ジュリーニ(カルロ・マリア),ブルックナー,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD

こってりジュリーニのこってりブルックナー。 こってりといっても田舎臭い感じじゃなくて「荘厳」の一言に尽きます。 名曲を名指揮者と名オーケストラが本気で演奏した名演にして名盤。 想像を超えた弦の美しさは、オケで弦楽器やってる人は必聴の一枚。


ソフトン Model6 Get http://yoga.blog.so-net.ne.jp/softon-model6
ソフトン Model6 パネル作成 http://yoga.blog.so-net.ne.jp/model6-panel
ソフトン Model6 + DT990 で楽しく聞ける CD http://yoga.blog.so-net.ne.jp/model6-dt990
ソフトン Model6 + MDR-XB700 で楽しく聞ける CD http://yoga.blog.so-net.ne.jp/model6-xb700
ソフトン Model6 + HD650 で楽しく聴ける CD http://yoga.blog.so-net.ne.jp/model6-hd650

HD650 Get http://yoga.blog.so-net.ne.jp/hd650-get




Sennheiser ダイナミックオープンエアヘッドホン ハイグレードモデル HD650

Sennheiser ダイナミックオープンエアヘッドホン ハイグレードモデル HD650

  • 出版社/メーカー: ゼンハイザー
  • メディア: エレクトロニクス

USB DAC 兼 プリとして使える Softone Model 6 は 扱ってるところがかなり限られてて amazon では買えないので こちらからどうぞ。
http://www.icl.co.jp/audio/Model6/M6-1.htm



以下、懐具合に余裕がある人向けのオススメヘッドホンアンプと DAC。

FOSTEX ヘッドホンアンプ 32bitDAC HP-A7

FOSTEX ヘッドホンアンプ 32bitDAC HP-A7

  • 出版社/メーカー: FOSTEX
  • メディア: エレクトロニクス

最近発売された HP-A7 ですが、HD650 をリファレンスの一つとして使って開発したみたいです。


BLO-0299

BLO-0299

  • 出版社/メーカー: BLOSSOM
  • メディア:
Blossom BLO-0299 はバランス(GND分離)駆動が可能なヘッドホンアンプです。 入力も XLR 対応なので、ソースにもXLR 出力 CD Player とか良い物が欲しくなりますね。 このアンプを作ってるという 2nd staff メーカーは HD650 のバランス駆動用交換ケーブルの販売とか、各種ヘッドホンのバランス改造なんかも受け付けてます。 ちなみに 2nd staff さんは GRACE design の輸入代理店もやってるみたいですね。



GRACE m902 ヘッドホンアンプ

GRACE m902 ヘッドホンアンプ

  • 出版社/メーカー: GRACE
  • メディア:



Benchmark の DAC1 + GRACE design m902 + Sennheiser HD650 の組み合わせはヘッドホンリスニングの王道トリオとして評価が高いようです。 まぁ、3つあわせたら 40~50万円コースなのでヘボかったら泣きます。


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HD650 Get [音楽関係]

最近、Jazz とかボーカルモノばかり聴いてたんですが、久しぶりにクラシックもガツンと聞きたい気分です。

ということで定番の Sennheiser HD650。
HD650 Package
外箱は銀色のダンボールにラベルが貼ってあるだけです。 中に別の上等な硬い箱があってその中にヘッドホン本体と標準→ ミニの変換プラグが同梱されています。 ハードケースは高級感はあるものの、家でしか使わないので正直邪魔な気も。。。



Puccini: Messa di Gloria: Preludio sinfonico; Capriccio sinfonico

Puccini: Messa di Gloria: Preludio sinfonico; Capriccio sinfonico

  • アーティスト: Hermann Prey,Giacomo Puccini,Claudio Scimone,Monte Carlo National Opera Orchestra,Philharmonia Orchestra of London,José Carreras
  • 出版社/メーカー: Apex
  • 発売日: 2003/02/18
  • メディア: CD
プッチーニといえばオペラ「トスカ」「蝶々婦人」とか「ジャンニ・スキッキ」のアリア「私のお父さん」などが有名ですね。 特に「私のお父さん」は声のきれいなソプラノの人が結婚式披露宴で歌うと お父さん号泣間違いなしです。 他の曲も一度聴いたら心に残る美しいメロディが盛りだくさん、ヴェルディとならんでイタリアを代表する作曲家の一人ですね。

私は一曲目の劇的な感じとアニュス・デイでおっちゃんのソロのあとにコーラスが入ってくるところが好きです。 まぁ、ミサ曲ということでジャンル的にCD屋では一番端のよくわからないところにおいてあることが多いのですが頑張って探す価値のある曲です。 てゆーかプッチどん、二十歳そこそこで こげな名曲ば作るとかー、えらいふとか~。

HD650 で聴くと本当に音に包まれるような感じで どっぷりと浸れます。 高い音の楽器も低い音の楽器も内声もよく聞こえるのにカタカタ言う楽器操作音はうまく隠してますね。 オケで弾いてても(弾いてるから?)こんなにたくさんのパートの音は中々聴けません。 それぞれの楽器が他の楽器をマスクしてしまわないような うまいバランスを保っています。 なお この CD には残念ながら「私のお父さん」は入っていません、あしからず。


モーツァルト:交響曲第40番

モーツァルト:交響曲第40番

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,モーツァルト,フルトヴェングラー(ウィルヘルム),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ルフェビュール(イボンヌ)
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/04/19
  • メディア: CD
かなり古い録音です。 この CD でオススメしたいのがモーツァルトのピアノ協奏曲20番。 イヴォンヌ・ルフェビュール(Ybonne Lefebure)というピアニスト、あんまり情報ないのですがこのピアノの音を聞いてると自然と引き込まれます。

HD650 で聴くと音程が非常によくわかります。 低弦のゴリゴリ弾いてるところとかグチャッとならずにズンズン響きます。 ピアノは一度チューニングしたら鍵盤を押すだけなので動的に音程が変わったり音痴になったりすることはないのですが、こちらも音程的な音の動きが非常に明瞭で和声がよくわかるので聴いていて響きがきれいです。 そして小さな音が遠くにかすむのではなく近くで囁くでもなく、ちゃんと小さく弾いたからというダイナミクスの微妙な変化がわかります。 なんか生録っぽいですね。


ショスタコーヴィチ/Comp.symphonies Etc: Haitink / Lpo Concertgebouw O Etc

ハイティンク指揮のタコ全集。 私が持ってるのはコンセルトヘボウと録音した6&11 のカップリングの CD だけなのですが、廃盤になったのか最近は単品では入手困難らしいのでどどんと全集をどうぞ。

んで、オススメは11番。 「1905年」(帝政ロシア下で 1905/1/9 に起こった「血の日曜日事件」を題材にしたもの)というタイトルがついている物騒な曲ですが内容もかなり緊張感あふれるものです。 不穏な雰囲気の1楽章「宮殿前広場」、歴史的事件としてかつてないほどの修羅場となった一日を描写した2楽章「1月9日」、同胞の死を嘆く3楽章「永遠の記憶」、そして4楽章「警鐘」。

不気味な低音とティンパニ、静寂を破るスネア、切ないメロディーを奏でるビオラ、すべてを圧倒する金管打楽器、ラストに流れる悲しげである種のやりきれなさをも感じさせるコールアングレ、。。。 この曲は社会主義国家のプロパガンダという以上に歴史的事件の記録、そしてショスタコーヴィチのオーケストレーションの見事さをあらわした名曲といえるでしょう。 HD650 ならそんな重い曲でもきちんと聴かせてくれます。



ラヴェル:マ・メール・ロア、クープランの墓、他

ラヴェル:マ・メール・ロア、クープランの墓、他

  • アーティスト: ラヴェル,デュトワ(シャルル),モントリオール交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: CD
ラヴェルといえば、フランスの作曲家らしく木管楽器の使い方が大変うまい人ですが、そのパステル画のような多彩な音色が楽しめるのがマ・メール・ロワ(管弦楽組曲版)などの管弦楽曲です。 演奏は定番のデュトワ指揮モントリオール交響楽団。

フルートのほろほろと溶けるような音、オーボエの可愛らしい音色、単なる伴奏パートだけではなく朴訥に語りのように出てくるファゴット、オーケストラを包み込むホルンの音、時折出てくるちょっと切ないチェロのメロディー、爽やかな風のような弦楽器の伴奏、マ・メール・ロワの終曲のヴァイオリンソロ、などなど本当に美しい音色が聴けます。 これらを聴けるだけでも買って良かったヘッドホンと言えますね。 ドイツのメーカー ゼンハイザーのヘッドホンなのにフランスのラヴェルとの相性は大変いいと思います。




Suk, Dvorák: Serenades for Strings

Suk, Dvorák: Serenades for Strings

  • アーティスト: Josef [Composer] Suk,Antonin Dvorak,Jaroslav Krcek,Capella Istropolitana
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 1994/01/13
  • メディア: CD
さて、トリは本命の弦楽合奏です。 弦楽器がいい音で聴けるヘッドホンが欲しくて HD650 に至ったといっても過言ではないでしょう。

ヨゼフ・スークという人、チェコの作曲家で同郷のドヴォルザークの弟子です。 「スークの弦セレ」は美しいメロディと溌剌とした曲想が初夏を思わせる隠れた名曲です。 弾けたとしても曲として聴かせるレベルまで持っていくのが難しいためか、作曲家のネームバリューがそれほどでもないためか、他の弦セレ等(ドヴォルザーク、チャイコフスキー、レスピーギ、モーツアルト、。。。)に比べて演奏機会もCD も少ないのが残念ですね。

HD650 で聴くと。。。ってもう説明の必要もないですね。 じっくり聴くだけで満足です。





愛用中の Beyerdynamic も決して悪い音というわけではないのですが どちらかというと「少人数・鳴ってる音がダイレクトに飛んでくる・生音のリアリティ感・音のエッジ&ライブ感」といった芸風です。 ミルシテインの無伴奏とかはベイヤーのほうがいいです。

一方、「コンサートホールでゆったり聴いてる風・マイクが拾った音に対する忠実度よりもミキシング&記憶の中の音色に対する再現性・弦楽器の音のふくよかさを損なわない・ハーモニーの美しさを堪能・フルオケの迫力」みたいなところを求めたらやっぱり HD650 なのかな、と。

なお、HD650 だと、太い声・ダミ声の男性ボーカルみたいなのでも若干明るいテノール的な張りのある感じに声質が変わってしまう感じがして、そういう(声質・音質の汚い部分とか不均一なモノも再現性が求められる)ジャンルは苦手なのかなと思いました。 初期メタリカの低い声シャウトとか、ディストーションの音の太さなんかね。

疑似科学的に表現すると、非整数次倍音が整数次倍音に揃うような感じで丸められてる感じがあります。 例えば、トライアングルが風鈴っぽくなったみたいな。 それが HD650 独特の「音場の広さと余韻」、「音色の美しさ」、「音程のクリアさ」の一方で「ヘビメタ系は綺麗過ぎてつまらない」みたいな所につながってるんじゃないかなと感じています。


一応、選定にあたって重視した点は下記のとおり。
- 低音の音程のクリアさ
- ハモリに対する反応の速さ
- 上から下までいろんな音域の楽器がなってる状態でのバランス
- 弦楽器の音色(楽器の「箱が鳴ってる感じ」が消えないこと)
- その日の気分

HD650 以外にもいろいろ DT880、T1、D7000、D5000、K701、SA5000、RS-1、PRO900 あたりは聞きましたけど、上記を満足できるのは HD650 でした。 HD800 は試聴できなかったっす。
まぁそんなに小遣い銭もないし、ヘッドホン以外にヘッドホンアンプも気になってるからね~。

ちなみに、HD650 を嫁に聴かせた所「ほっ、ほほぉぅ」とそれなりの価値あるものであることを見抜いたようです。 とりあえず良い買い物って感じで満足っす。


Sennheiser ダイナミックオープンエアヘッドホン ハイグレードモデル HD650

Sennheiser ダイナミックオープンエアヘッドホン ハイグレードモデル HD650

  • 出版社/メーカー: ゼンハイザー
  • メディア: エレクトロニクス



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MZ-RH1 を DAC として使う[三度目の正直] [音楽関係]

また この日が来るとは。
MZ-RH1

http://yoga.blog.so-net.ne.jp/mz-rh1-dac
http://yoga.blog.so-net.ne.jp/mz-rh1-dac2
と何度か MZ-RH1 を DAC として使っていたのですが、
このたび3度目の正直ということで またもや DAC 利用です。

これまでのおさらい
PC →[光]→ MZ-RH1 → アクティブスピーカー
PC →[光]→ DHT-M380 → スピーカー・ヘッドホン
PC →[光]→ MZ-RH1 →[ポータブルIN]→ DHT-M380 → スピーカー・ヘッドホン
PC →[USB]→ Softone Model6 → ヘッドホン・スピーカーアンプ

まぁ、マニアの方々からすれば大したことない感じでしょうけど着実なステップアップということで。


これが今回はこうなります。
PC →[光]→ MZ-RH1 →[Line IN]→ Softone Model6 → ヘッドホン・スピーカーアンプ


なんかねー、 Vista SP2 にしてから 、Model6 に限らず、マウスとかウオークマンなどの USB 機器が「不明なデバイス」になる確率が上がってる気が。 コネクタ抜き差しすれば復活するんですけど、意外と面倒なんですよねぇ。
例えば、「再生 → あれ?音出ないぞ → ヘッドホン確認、LINE/USB 確認 → 再生ソフト一時停止 → USB 抜き差し → コンパネ確認 → 再生再開」とか、「マウス → あれ?PC復帰しないぞ → マウスの電池抜き挿し → やっぱ動かん → テスターでヘタってる電池がどっちか測定 → 単4電池交換 → やっぱり動かん → じゃ USB 抜き差し → しばらく待つ → あれ? あっ、電池入れてなかった。。。」みたいなことになって精神的なダメージが。。。

それも一因といえば一因なんですが、どちらかと言うと単なる口実。 そろそろ新 DAC 導入したいなと思っていろいろ物色中です。 そんな中、マイ・リファレンス・DAC の MZ-RH1 を久々に引っ張り出してきたら意外と良かったわけです。


一言で言うと Softone Model 6 の DAC に比べて音が前に出る感じです。 立体感。 音質の傾向としては低音は足腰強く、高域も少し輪郭が強調された雰囲気で線が太めになり、ライブな感じがすこし強く出てきます。 MZ-RH1 で採用されている HDデジタルアンプと従来比容量2倍のカップリングコンデンサのおかげでしょうか。 バンド形態のPOPS系音源と特に相性が良いように感じます。

First Message

First Message

  • アーティスト: 絢香,L.O.E,上杉洋史
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: CD


ベースのラインがしっかりなぞれます。 ギターのストロークなんかもジャカジャカと小気味よいです。
心なしか各楽器の分離もよくなりスピーカーで鳴らすときはこっちの方がいいです。

ウオークマン X の S-master +イコライザだと、低音がボンと鳴ったときに上の音が消える感じになる部分(アルハンブラの思い出状態)でも、RH1 だとそういう感じが最小限でスムーズに音が出てきます。

トリッピン

トリッピン

  • アーティスト: ニュー・クール・コレクティヴ
  • 出版社/メーカー: Pヴァインレコード
  • 発売日: 2005/09/16
  • メディア: CD


ヘッドホン(特に DT990)の場合は少し味付けがくどく感じることもあり一長一短という感じですね。 低音が少し物足りなかったソースについてはぐっとよくなりますが、もともと低音がしっかり入っているソースについてはすこしボヨンとした感じになったり、ハイハットなどの金物の歪がすこし強調される傾向があります。

とはいえ、打ち込み・Hip-hop系なんかは適度な肉付けがいい方向に働いてると思います。

mihimagic

mihimagic

  • アーティスト: mihimaru GT,hiroko,mitsuyuki miyake,Eri Hiramatsu,Hidemi Ino,HIROTO SUZUKI,Joseph Garland,Tetsuya Yukumi,大江千里
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2006/09/13
  • メディア: CD

mihimaruGT はボーカルの伸びを損なわずにガッツが出る感じ。 気分上々↑↑です。



ということで、家で MZ-RH1 が埃かぶってる人は久々に引っ張り出してみてはいかがでしょうか。




接続に使ってるケーブルはオーテクの GOLDLINK Fine 「チタン配合シースで高音質」というやつです。 ソニーの Hi-Fi シリーズより音がくっきりしててオススメ。

audio-technica GOLDLINK Fine ステレオミニ - ピン×2(メス) 0.2m AT568A/0.2

audio-technica GOLDLINK Fine ステレオミニ - ピン×2(メス) 0.2m AT568A/0.2

  • 出版社/メーカー: オーディオテクニカ
  • メディア: エレクトロニクス



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KOTORI ~ DESIGN YOUR HEADPHONES ~ [音楽関係]

KOTORI とは、FOSTEX のカスタムヘッドホンのブランドです。 ヘッドホンといいつつイヤホンですけど。

デザインがカスタマイズできると聞いては、黙っていられないでしょう。
ということで、さっそく遊んでみました。
fostex-kotori-white-red
FOSTEX のページ: http://kotori.fostex.jp/set/ZgJWVX/preview
上記の画像拡大: http://www.flickr.com/photos/goodyoga/4211707871/

ヤッパリ、白ベースに赤のアクセントがかっこいいですね。


そして、凝り始めると止まらなくなります。
fostex-kotori-orange-yellow
FOSTEX のページ: http://kotori.fostex.jp/set/rekxv8/preview
画像拡大: http://www.flickr.com/photos/goodyoga/4212500968/

えぇ感じやワ。。。



ポップなのだけじゃないですよ。

大人の薫りをゴロワーズ的に表現。
fostex-kotori-gauloises
FOSTEX のページ: http://kotori.fostex.jp/set/fhdGeA/preview
画像拡大: http://www.flickr.com/photos/goodyoga/4211789499/


、、、やっぱりポップ、やん。



ということで、自分のセンスに自信のある皆さんも、ない皆さんも Fostex に Go!
Fostex KOTORI http://kotori.fostex.jp/
→ 「はじめからデザインする」です。


1個3600円だから3個で1万ちょい。
その日の気分で使い分けるとして、とりあえず2~3個オーダーするしかないっしょ。


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赤いイヤホン Monster Beats by Dr.Dre Get [音楽関係]

赤けりゃ何でもいいのか? って感じですが。
Monster Beats by Dr.Dre
Monster Beats "Tour" by Dr.Dre ( http://beatsbydre.com/ )

本家サイトはこちら
http://beatsbydre.com/products/Products.aspx?pid=B4608


なんとなく、秋になると赤いものが買いたくなる習性があるようです。
earphone-DSC08941s
といっても、赤けりゃ何でもいいというわけではなく、ある程度のリサーチはしてますよ。。。 今回は、「見た目アレのわりに音はまとも」・「低音はよく define されていてバランスがよい」、といった巷の噂を頼りに購入です。
(それだけかい!?>自分)

コネクタはストレートのミニプラグ、ケーブルはY字、全長は1.2m でかなり長いです。
正直、「Dr.Dre って誰だっけ? 最近出てきた奴?」「ドレってちょっと商業路線に寄りすぎだよな。チキブン言ってりゃいいってもんでもないだろ」「Apple Store の商品て宣伝大げさなわりに子供だましなのも結構あるよな」的な気持ちもありつつ今まで敬遠してきたのですが、低音がいいと聞いては買わないわけにはいきません。


earphone-DSC08944s
どれが Dre だかわらない。。。とか言わないでね。


まぁ、ストイックに音を追求していった結果、それがたまたま赤かった、と。

そういうことにしておいてください。



そういうことにしておいてもらうために、しょうがないので音の比較。

今回のリファレンスディスクの一つはこれです。

ヨーロピアン・スタンダーズ ヤン・ラングレン・トリオ

ヨーロピアン・スタンダーズ ヤン・ラングレン・トリオ

  • アーティスト: ヤン・ラングレン,マティアス・スヴェンソン,ソルタン・チョース・Jr.
  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: CD

音源は PC + Softone Model6 と Walkman X1060


低音の明瞭さ・認識しやすさ
Dre > E3c > EX700(低音モリモリ改造) >BOSE IE > EX90
なんだよ、Dre って意外と低音の重要性についてわかってんじゃん、やるじゃねぇか。 おとなしめの Ultrazone みたいな。 正直、低音の音のとりやすさだけなら DT770 よりいいかも。。。 ベースが16分音符で「デケデーーン」とかやってる 「デケ」がきちんと聞こえるイヤホンってあんまりないでしょう。 バスドラのキックの質感もなかなか聞かせます。
E3c はそこそこ明瞭だけどレンジが狭いですね。響きはいいけどベースラインで和声を支えるほどの量はありません。 EX700 の低音モリモリ改造は量とレンジの点では Dre や E3c を凌駕していますが、Dre を聞いた後では definition についてはもう一声欲しいですね。 ま、開放型の低音と思っていただければいいでしょう。
BOSE IE はモコモコ。 EX90 は物足りないです。


音の重心の低さ
EX700(改) > BOSE IE > E3c > Dre > その他
やっぱ重さは EX700 ですね。 それに比べると Dre は少し腰高な感じがします。 明瞭さをとるか重さをとるかの芸風の違いかな。 ま EX700 の無改造オリジナルと比べたらあんまり変わらないかもしれないけど。 E3c は上が伸びきらない分低め。
BOSE IE は重心低いというより尻餅ついてます。 音の傾向自体はアリな気もしますが、すぐにイヤホン自体が耳から浮いて低音消えちゃったりするんで困り者です。


実体感
E3c > EX700 > NIXON > Dre > そのほか
アコ楽器のリアリティは E3c がいいですね。 あとスタジオの響く感じとかそういうのは EX700 も優秀です。
そのほかは、まあまあといった感じでしょうか。 モノによって音が平坦な感じだったり、一部の帯域が強くでて分離気味に聞こえたり。 Dre は低音に関しては優秀ですが、それ以外はすこしバランスが悪く軽めの音に聞こえます。 指差してあそこにトランペットが。。。みたいな感じはありません。 ピアノはわりといいかもしれませんが、タンバリンとかはダメです。


開放感
EX90 ≒ Dre > EX700(改) > NIXON > E3c > BOSE IE
EX90 の唯一の取柄である開放感ですが、そのために音漏れという大きな犠牲を払っています(たぶん)。
それに比べて Dre は遜色ないレベルでありながら音漏れは少ないです。
EX700 は開放感という感じはあんまりないですね。
NIXON は比べるとこもってるかも?ぐらいで、E3c はBA だからやっぱり。。。で、BOSE IE は海の底です。


装着感
EX700 ≒ EX90 > Dre > NIXON > E3c > 論外:BOSE IE
収まりの良さは EX700 と EX90 ですね。 EX700 のほうがフィット感がいいです。
Dre ~ E3c はいわゆるカナル系の吸い付く感じです。 NIXON と E3c はタッチノイズが多いですね。 Dre はE3c や NIXON に比べると少し飛び出し気味な感じがします。
BOSE は語るに値しません。


遮音の良さ
NIXON ≒ E3c > Dre > EX700 > EX90 > BOSE IE
カナル系の遮音性能の高さは格別ですね。 まだ電車では使ってないので、低音の「ゴトンゴトン」というのもしっかり遮音してくれるのかどうかは未知数ですが、E3c の経験なんかからするとたぶん大丈夫でしょう。 テレビの音とかパソコンのキー打鍵音などに関してはしっかり遮音してくれます。ざっくり言って DT770 PRO と同等で驚きました。 「これだけしっかり遮音できてればノイキャンはいらないよなぁ」とか思ったり。
EX700 は電車使用でもわりと快適なレベルだと思いますが、「ゴトンゴトン」のせいで少し低音は増強してやらないと聞こえにくい場合があります。
EX90 以下は今の基準では遮音性はほとんどないに近いですね。


音漏れの少なさ
E3c ≒ EX700 > NIXON ≒ Dre >>> そのほか
E3c と EX700 は「普通の音量ではがんばっても聞こえない」レベルです。
音漏れの少なさに関しては NIXON、Dre は若干EX700 より劣るかもしれませんが、静かな部屋でのチェックでもほとんど聞こえないです。 鼻息のスースーのほうが大きいと思います。
EX90 は悪評といってもいい位、音漏れします。 今回久々に引っ張り出してみて、「音はいいけど外で使えない」を再認識しました。 BOSE は面倒なので確認してません。


音量のとりやすさ
EX700 > E3c > Dre = NIXON = EX90
ま、EX700 の感度良すぎが突出していてそれ以外はそれほど違いはないです。
逆に EX700 は感度良すぎが仇になってウオークマンのノイズが目立ちます。
ということで、かえって Dre くらいの感度のほうがいいかも。


ということで、まとめると
- 全体の音は少し軽めで乾いた感じ、ドンシャリ系。
- タッチノイズがダメな人にはオススメできません
- 低音大好きな人なら記念に持っておいて損はないです
- 低音の量は遮音性能の高さによる聞き取りやすさでカバー

GAME

GAME

  • アーティスト: 中田ヤスタカ
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/04/16
  • メディア: CD

そういえば、イヤピースは SML 3種類に加えて 3段キノコが大小2種類ついてます。

Dr.Dre の 1万5千円はお買い得でしょう。
正直、2009年現在の基準で E3c、EX700 はコスパ悪いっすね。 これが技術の進歩なのか。。。



そういえば、まだ紹介してなかったもうひとつの「赤いイヤホン」
earphone-DSC08945s
NIXON 8MM

赤+金という、とてもおめでたい配色です。
earphone-DSC08937s

プラグも金
earphone-DSC08938s
まぁ、こちらも音に関しては6~7千円ならかなりいいと思いますよ。






MONSTER CABLE ダイナミック型イヤフォン MH Beats IE by dr.dre

MONSTER CABLE ダイナミック型イヤフォン MH Beats IE by dr.dre

  • 出版社/メーカー: モンスターケーブル
  • メディア: エレクトロニクス



SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX700SL

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX700SL

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



SHURE 高遮音性イヤホン・ブラック SE310-A-K-J

SHURE 高遮音性イヤホン・ブラック SE310-A-K-J

  • 出版社/メーカー: SHURE
  • メディア: エレクトロニクス



NIXON ヘッドホン WIRE8MM Black / Lime NH001514-00

NIXON ヘッドホン WIRE8MM Black / Lime NH001514-00

  • 出版社/メーカー: NIXON
  • メディア: エレクトロニクス



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弦楽器フェア2009 [音楽関係]

今年も行ってきました。
SIF2009-DSC08947s
。。。会社を休んで。

っていうか、ヴィオラの出展作品によるコンサートが金曜にしか設定されてないなら金曜に行くしかないじゃないですか。 土日は人多そうだし、インフルうつされたら3日の本番ヤヴァいです。




今年の注目ヴィオラはこの人、平塚謙一氏。
http://blog.goo.ne.jp/kengbo


音量があるのはもちろんですが、C線が埋もれずにくっきり出てきて しかも全弦のバランスもよし。 強い弦を張ればA線は出てくるんですが、その分D線が埋もれたりすることが多い中、4本全部の弦がしっかり一人立ちできてるのはナイスです。
バッハ無伴奏のプレリュードとか弾いたときに G線開放がプーンと立ち上がり良く&余韻たっぷりで鳴るのが気持ちいいですね。 このへんはサイズ的に有利なんでしょうかねぇ。

ということで記念撮影。
DSC00695s
シェイプはターティスモデル並みに幅広(っていうかまさにターティスモデル?)ですがネックは弾き易く細めに作ってあるように見えました。 裏板 428mm でも弾きにくさは感じませんでした。 おさまりがいい感じ。


あと、特筆すべきは音色の幅広さでしょうか。 私のようなシロートが弾くと p=ショボい、f=やかましい、ということになりがちなのですが、プロの人が弾くとそこが p=穏やか、f=豊か、という感じです。 ホールでも弱音表現が聞こえなくならずに(ピアノ伴奏に埋もれずに)しっとりと聞かせてくれる新作楽器はなかないんじゃないかと思います。 さすがコンサートで「トリ」を務める楽器だけのことはあります。


詳しい写真はご本人のブログに載ってます。
http://blog.goo.ne.jp/kengbo/e/e60526f6f04a846f7693b4cd61bbdda2
ぜひ、弾いておいて損はないでしょう。



世界的な不況の影響などもあり、今年はブースの数が少なかったです。

他にもビオラを展示している人は何名かいらっしゃったのですが、絶対数が少ないのでそれらもあっという間に試奏完了。 というか、自分自身はもうお気に入り楽器を持ってるので、最近あんまり「お妃候補選定」的な集中力高めの試奏をしなくなったというのもありますね。


平塚氏以外で注目の楽器はイタリアから遠路はるばる出展中の Marco Nolli 氏。
入り口すぐのところにブースを構えてます。 あのビオラも明るくて良かったです。 「日本人が想像するイタリア人」的な音とでもいえばいいのでしょうか。 やっぱチェロ・バス作ってる人のほうが音はしっかり出てくるのかな。
タダで試奏できるんだから弾いておいて損はないでしょう。 ご本人と話をしたときに「なんか見たことあるぞ。 お前さん、去年も来てなかったか?」と言ってもらえて、ちょっとうれしかったです。


ということで 11/1日 まで開催中。


日本弦楽器製作者協会(JSIMA)ホームページ
http://www.jsima.jp/indexjp.htm

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MDR-XB700 のイヤパッド部分の分解写真#2 [音楽関係]

こんばんは、連休になると分解したくなる よが です。

以前のエントリ http://yoga.blog.so-net.ne.jp/mdr-xb700-bunkai で、MDR-XB700 のイヤパッドがねじ一本で外れるということはわかりましたが、イヤパッドにはプラスチックの輪が付いていて他のヘッドホンへの移植は難しそうでした。

↓こんな感じ。
xb700-DSC06613s.JPG

でも、よく見てみると、その輪っかに「切り欠き」と「爪」が見えるんですよ。 ねっ!?

つまり、その輪は別の何かと組み合わせられている ということです。
さらにヨーク観察すると、全部で8箇所に爪があり、そのうち2箇所だけ対角線上にひときわ大きな「出っ歯の爪」があります。 ここが何かをガッチリ押さえている部分のようです。 逆に言うと、それ以外の6箇所はやや小ぶりの爪で簡単にはずれそうです。

ということで、「出っ歯の爪」から90度の位置にあって一番遠い小さな爪から順番に外していくと。。。
DSC07950
こんなん出ましたけど。

そして、皆さんが一番関心ある例のブツはこちら。
DSC07953
おぉっ、接着じゃなくて挟んであるだけじゃないですか。 しかもイヤパッド側はしっかり縫製してありますよ。

Oh, yes. There are two tyres.
DSC07958
ということで、無事分離完了。
DSC07956


ってことは、他のヘッドホンにも比較的簡単に移植できそうっていうことですよ。

例えば、こんな感じ。


移植する本体は、おなじみ Beyerdynamic DT990。
とりあえず、お気に入りの両面テープで貼ることにします。
DSC07961
ま、貼ってない部分の隙間をどうするかについては、具体的に困ったことが出てきてからでいいでしょう。


で、完成。
DSC07962


付け心地はすばらしいですね。 まさにキングサイズクッション。 側圧による圧迫感がまったく感じられません。
でも、逆に頭頂部への負荷が少し増えたかも。


音について

第一印象: 「ウヒヒ。 おっ、いいじゃな~い。」
テテ・ア・テテ(紙ジャケット仕様)

テテ・ア・テテ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: テテ・モントリュー
  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: CD



第二印象:「ほほう、艶があるってやつですか? ボロディンの2番もなかなか聴かせますな。」
Borodin: String Quartet No. 1 in A; String Quartet No. 2 in D

Borodin: String Quartet No. 1 in A; String Quartet No. 2 in D

  • アーティスト: Valentin Berlinsky,Alexander Borodin,Borodin Quartet,Dmitri Shebalin,Andrei Abramenkov,Mikhail Kopelman
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
(私の持ってるCDはショスタコービッチ弦楽四重奏団とかいう1000円CDですが、とりあえず)

第三印象:「ムフフ、ブログネタが また一つできたアルヨ。」
パワースレイヴ

パワースレイヴ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1998/10/28
  • メディア: CD



ま、密閉度が上がる方向なんで低音増えるんですが、大まかに言って以下のような傾向です。
- とりあえず低音増える。 DT770PRO より多い。 XB700 に近い。
- 低音に芯がある。 (デフォのベロアのイヤパッドよりも)
- でもブリブリ締まってる感じじゃない。
雰囲気で言うと、ライブハウスとかで「ベースの音量アップしました」の感じに近いかな。
共鳴で増やしてるわけじゃないので、上のほうがマスクされるような感じにはならないです。
逆に、上のほうも漏れがなくなって、より define された感じ。 集中力 Up 方向ですね。


ということで、イヤパッド違い(デフォ vs タイヤ)で DT990 を2つ用意してもいいんじゃないかと思えるぐらいキャラが変わります。 逆に言うと、パッドをはがした MDR-XB700 本体のほうはサヨナラしても惜しくないです。


[2009/07/23]
サポセンにイヤパッドだけ取り寄せ可能か聞きました。
部品名:イヤークッション
部品コード:A-1602-804-A
価格:片側1個 2,900円(税別)

販売店かサービスステーションに言えば取り寄せてくれるみたいです。
修理相談窓口でも対応してくれるけど別途送料が必要。

2個6000円弱かぁ。 高いっすね。





MDR-XB700 関係のエントリ
MDR-XB700 Get http://yoga.blog.so-net.ne.jp/mdr-xb700-get
MDR-XB700 のイヤパッド部分の分解写真 http://yoga.blog.so-net.ne.jp/mdr-xb700-bunkai
ソフトン Model6 + MDR-XB700 で楽しく聞ける CD http://yoga.blog.so-net.ne.jp/model6-xb700
MDR-XB700 のイヤパッド部分の分解写真#2 http://yoga.blog.so-net.ne.jp/mdr-xb700-earpad


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JBL 4312M II Get [音楽関係]

緊縮ぎみの財政のはずなんですが、「これが最後の贅沢」と唱えながら。
JBL 4312M II
JBL 4312M II (WX)

スピーカーというと、ものすごく大きな箱を予想していたので、このサイズ↓の箱を宅急便の人が持ってきたときには「げげっ、注文間違えて 4312B MKII(元祖のデカいほうの昔のモデル) 1本だけ頼んだか?!片チャンじゃ使えないぞ。」と心の中であせりました。
jbl-4312m-ii-DSC07876.JPG
箱は 幅46cm x 高さ37cm x 奥行き24cm です。 布団乾燥機ぐらい。

よく見ると箱にも "(ペア)" と書いてあったので、宅急便の人に「もう一個ないの?」と聞かずにすみました。
ぎりぎりセーフです。

中身はスピーカー2個と取説の紙ペラとヨドバシ・ドット・コムの明細のみ。
jbl-4312m-ii-DSC07878.JPG
いたってシンプル。

まぁ、コンパクトといっても 幅18cm x 高さ30cm x 奥行き18cm なので、今まで使ってた DENON のAVサラウンドのオマケスピーカーと比べると縦横高さすべて2倍ぐらいあります。 体積比8倍。
jbl-4312m-ii-DSC07880.JPG
デスクトップで使うにはこれくらいが最大でしょうね。


なぜ JBL 4312M II なのか?

ぶっちゃけ、デザイン。。。

もちろん、店頭で試聴もしましたよ。 でもいろいろ鳴ってる量販店で爆音で聴いてもよくわからないっす。
これといって自分の中でがっちりリファレンスになるようなスピーカーがあるわけでもなし。 あえて言えば昔実家で使ってたサンスイの 3Way 30cmウーファーの密閉型(たぶん)木の網目みたいなのですが、なにぶん10年以上前の話ですし、比較しようにも21世紀になって同じようなタイプの「とりあえずデカけりゃ物理法則的に有利だからなんとかなるよ」的スピーカーは廃れてしまいましたからね。 ONKYO の D-77MRX もサイズは30cmウーファーで近いけどバスレフだし、っていうかブックシェルフを探してるので今回は対象外、展示もあんまり見かけないですねぇ。

テナ感じで「今までオマケスピーカーだったから、何買っても推定2ランクぐらいアップ。」な、今が一番いい時期でしょう。 これからしばらくはソフトを買う方向に精を出すことにしたいと思います。

音は、予想と違ってふんわりした感じですね。 最初の数時間は音がバラバラした感じでひとつの楽器なのに音が散らかった感じでしたが、セッティングをしてる途中にも徐々にピントがあってくる感じで散らかり感はだいぶ解消しました。 ま、Burn-in が済んでからでももう少しチューニングしてみますか。


ということで、セッティングも完了。
jbl-4312m-ii-DSC07897.JPG
いすに座った状態で体を前後左右上下させて、音像がいい感じにまとまるように内振り&少し上向きにしました。 スピーカーの下には布を棒状に丸めたものを挟んで仰角つけてます。
この4312m II はウーファーとスコーカーのクロスオーバーが 7kHz ということで実際に聞こえる音のほとんどはウーファーから出てきます。 一方スコーカーとツイーターのクロスオーバーは 12kHz ということで、おっさんの耳には ほとんど超音波です。 ということで一般的なセオリーの「ツイーターが耳の位置」よりも「ウーファーが耳の位置」(ウーファーが耳の穴を向く)ぐらいのほうが音像や解像感はいいように思います。

とりあえず、小音量だと低音がモワーっと主張しすぎなのでバスレフポートにスポンジ詰めてます。 バスドラとベースがちゃんと別の楽器として分離して聞こえるし、こっちのほうがベースの音階がはっきりして好みです。 ひょっとしたらこのままいくかも。


オマケの全体ショット。
jbl-4312m-ii-DSC07895.JPG


JBL 4312M II / Harman Japan
http://www.harman-japan.co.jp/product/jblhome/4312m2.html


JBL 4312MⅡ WX(ウォールナット仕上げ)ペア 4312M2WX

JBL 4312MⅡ WX(ウォールナット仕上げ)ペア 4312M2WX

  • 出版社/メーカー: JBL
  • メディア: エレクトロニクス



ONKYO 3ウェイ・スピーカーシステム (1台) D-77MRX

ONKYO 3ウェイ・スピーカーシステム (1台) D-77MRX

  • 出版社/メーカー: オンキヨー
  • メディア: エレクトロニクス



ELAC BS243-HB(2本1組)  スピーカー エラック 

ELAC BS243-HB(2本1組)  スピーカー エラック 

  • 出版社/メーカー: エラック
  • メディア: エレクトロニクス



スピーカーシステム SC-CX101-M

スピーカーシステム SC-CX101-M

  • 出版社/メーカー: デノン
  • メディア: エレクトロニクス



タグ:JBL 4312m
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DT770 PRO Get [音楽関係]

こんばんは、Beyerdynamic 好きのよがです。

現在、DT990 を愛用中ですが、たまには密閉型の低音も楽しみたいと思います。
ということで、先週上野に行ったついでに秋葉原に寄って DT770 PRO 買いました。
DT770 PRO and DT990 MANUFAKTUR
左: DT770 PRO、右:DT990 MANUFAKTUR 600Ω

価格改定後なので実売2万円ちょっとでした。 いい時代です。
http://www.teac.co.jp/news/news2008/20081215-01.html

一聴してわかるのは、当然ながらベースがものすごくクリアなこと、普通のナゲットと地鶏の炭火焼きぐらい違います。 やっぱり密閉型もいいですね。 ジャズ/ファンク/ソウル系はシンバルシャンシャンなら DT990、ベースブンブンなら DT770 という感じで使い分けも いい感じでできてます。 CD一枚で2度おいしいです。

新世紀~Out of tracks~

新世紀~Out of tracks~

  • アーティスト: ジョバンニ・ミラバッシ,レオン・パーカー,ジャンルカ・レンジ
  • 出版社/メーカー: VIDEOARTS MUSIC( C)(M)
  • 発売日: 2008/12/03
  • メディア: CD

ヨーロピアン・スタンダーズ ヤン・ラングレン・トリオ

ヨーロピアン・スタンダーズ ヤン・ラングレン・トリオ

  • アーティスト: ヤン・ラングレン,マティアス・スヴェンソン,ソルタン・チョース・Jr.
  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: CD


店頭で視聴したときは m902 がおいてあったのですが、m902 と組み合わせると低音の産毛が見えるようです。 ウッドベースみたいなのは「ノクン、ノクン」とフレットレス独特のアタックがちゃんと聞こえますし、ラウンドワウンドの巻き弦エレキベースの適度なフィンガーノイズによる「こすれ感」も とてもリアルでした。 「m902 欲しい病」にかかりそうです。


メタル・マスター(紙ジャケット仕様)

メタル・マスター(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/08/09
  • メディア: CD




イヤパッドですが、DT990 と DT770 で型番が違います。
dt770-DSC07870.JPG
左: DT770 用、右:DT990 用

こうして比べてみると、DT770 のほうがカンにかぶせる黒い部分が微妙に長めです。 単なるロット違いなのか、きちんと設計して変えてあるのかは微妙な気もしますが、密閉度に差が出るかな?ということに しておきましょう。

ベロアの手触りも若干DT990用のほうがなめらか、DT770 用の方がカサカサした感じがします。
中はDT990 がスポンジなのに対し DT770 用はアクリルの綿みたいなのが入ってます。
どちらも通気用の穴は開いてます。

サイズですが外周は同じ、 内周径は DT990 のほうが小さめで、結果としてDT770 のほうが細身です。
dt770-DSC07872.JPG
左: DT770 用、右:DT990 用

パッドはそれのほど変わらないように見えるのに、遮音性は DT770 のほうがありますね。 やはりカン部分の密閉のおかげでしょうか、外の騒音をちゃんと遮断して音楽に集中できますね。 テレビの音とかもいい具合に遮断してくれるので思ったよりも活躍してます。
その一方で、耳からはずした時にシャカシャカと聞こえる音量は DT770 のほうが大きいですね。 シャカシャカというよりは、スネアのアタックとかの音がハウジングに響いて何の曲か しっかりわかる感じです。 装着状態(左右のカンを貝合わせにした状態)での いわゆる音漏れに関しては DT990 より小さいです。
ということで、DT990 だと聞かないときも鳴らしっぱなしで まぁ問題ない感じですが、DT770 だと聞かないときは一応プラグ抜いとこうかナ という感じです。


さて密閉型ということもあり、ハウジングによる若干の「こもり」みたいなものがあるせいか、あまりホールの響きをそのまま楽しむという感じにはなりません。 特に録音の悪いものだと音が団子になりやすい傾向があるように感じます。 クラシック専用に DT770 を考えている人はそんなにいないとおもいますが、「幅広いジャンルを一本のヘッドホンで」と考えている方はライブ系の音源に少し注意したほうがいいかもしれません。

とか何とか言いつつも、クラシックの↓こういう曲でティンパニや低弦のピチカートが音程が明確で透明感を持って聞こえてくるっていうのは かなりいいですね。 静かに読書するときの BGM 再生用なんかにもいい気がします。BGM のつもりが ついつい音楽に聞き入ってしまうかもしれない というぐらいいい感じです。

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 他

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 他

  • アーティスト: ハーン(ヒラリー),ベートーヴェン,バーンスタイン,ジンマン(デイヴィッド),ボルティモア交響楽団
  • 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD


無伴奏チェロとかは、DT770 だとソリッド過ぎて少し味気ない感じがしますね。
無伴奏なら DT990 のほうがやわらかく響いていい感じです。

私の DT770 PRO に対する印象は「基本的に地味」ですね。

ブラームス:ヴィオラ・ソナタ集

ブラームス:ヴィオラ・ソナタ集

  • アーティスト: ブラームス,スーク(ヨゼフ),パネンカ(ヤン)
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD


静かに落ち着いて聴きたいときや低音をじっくり聴きたいときは DT770、明るく堂々と鳴らして響きも楽しみたいときは DT990 っていう感じでしょうか。



ま、地味な写真ばかりでは つまらないので、DT770 の Manufaktur 製作実演のビデオでも見てください。

Frankfurt musikmesse 2009 - Beyerdynamic costom headphones
http://www.youtube.com/watch?v=bh8dW3UNKIs

# 最近、うちの環境(Firefox)だと Youtube 見るのに妙に時間かかったりするんですよね。。。

↓私の低音試聴リファレンスディスク

ドゥ・イット!

ドゥ・イット!

  • アーティスト: ベラルディ・ジャズ・コネクション
  • 出版社/メーカー: P-VINE
  • 発売日: 2008/01/23
  • メディア: CD






ティアック beyerdynamic オープン形高級オーディオ向け高インピーダンスモデル DT990E/600

ティアック beyerdynamic オープン形高級オーディオ向け高インピーダンスモデル DT990E/600

  • 出版社/メーカー: ティアック
  • メディア: エレクトロニクス



そういえば、音量の取りやすさは
DT770 PRO 250Ω >≒ DT990 Manufaktur 600Ω
ですが、一目盛りか二目盛りぐらいしか違いません。


ライヴ・アット・ザ・フォックス・シアター

ライヴ・アット・ザ・フォックス・シアター

  • アーティスト: マイク・クラークズ・プリスクリション・リニューアル
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2009/01/09
  • メディア: CD



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EX700+コンプライ 低反発 イヤホンチップ=最強説 [音楽関係]

今月は出し惜しみなしでいきます。

Entry Japan という会社が発売している、Comply(コンプライ) イヤホンチップです。
http://www.entry-japan.com/j/prod/comply_tips.html
ex700-DSC07849.JPG

MDR-EX700SL の付属イヤチップも、軽やかな付け心地という観点では悪くないのですが、外部からの騒音カットという観点ではあんまり役に立ちません。 そこで、イヤーウイスパーを加工したりしてなんとか遮音性能を向上させようと工夫してきたのですが、世の中にはもっと先を行っている偉い人がいます。

それがコンプライのイヤホンチップ(イヤピース)です。
じゃん。
ex700-DSC07855.JPG
写真手前は MDR-EX90 とか ウオークマンのオマケイヤホンで使う EP-EX1 の SML です。

素材は体温でメチャ柔らかくなる低反発フォーム。
形状はほどほどに どんな耳にもフィットする弾丸形。
遮音性能も優れています。

ちなみにホームページを見てもらえればわかりますが、イヤホンの形状にあわせて T-100 から T-500 ぐらいまで何種類か出てます( http://www.entry-japan.com/j/prod/tip_list.html )。 EX700 にピタリと合うのは見つからなかった(記載が無かった)のですが、EX90 とか E2C 用のを買っとけばとりあえず使えるでしょう。 ということで T-400 を買ってきました。


で、装着。
ex700-DSC07856.JPG
志村~、逆~。


いえ、これでいいんです。 もっとじっくり見てください。
ex700-DSC07857.JPG
なんで逆かって?
そりゃ実際に装着してみれば説明不要でわかりますよ。

もうね、逆さに付け直して装着したとたん、今まで EX700 の何を聞いてたんだ?っていうくらい目の前が変わります。 さっきまでウトウトしてたのに、いきなりシャキッと目が覚めてまさに「覚醒」って感じです。 その後、気持ち良くてまた寝ます。
ex700-DSC07858.JPG
まず、装着感のよさ。 人によっては耳の穴かっぽじって無理やり聞かされてるような感じになるかもしれませんが、とりあえず自重で左だけだら下がり外れかけみたいな状態にはなりません。 そして、遮音性能。 普通に装着した場合よりも遮音性能はあがってるでしょう。 電車のエアコンとか気にならなくなります。 遮音性能が上がるイコール細かい音まで良く聞こえるってことです。 開口面積が広い状態で耳の中に納まるので EX700 が出した音がきちんと聞こえる気がします。 若干音の広がりは狭めかな。


先日の低音モリモリ改造にこのコンプライ逆さ付けをすれば、
「っていうか、EX700 スゲー! 最強!」と思わず唸ってしまうこと請け合いです。
今ここにイヤホンの理想形が完成です。

っていうか、今すぐ買ってきなさい。 人生の1/3ぐらい損してますよ。


いやマジで。


ホントにホント。


ウソつかないアルヨ。



つか、普段なら長いエントリ書いたら1週間ぐらい放置しとくのに、中一日でブログ更新してるこの勢いがオススメ度のバロメータです。




でももし、気に入らなかったらごめんね。



MDR-EX700SL 低音モリモリ改造
http://yoga.blog.so-net.ne.jp/ex700-bass-morimori




SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX700SL

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX700SL

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



コンプライ イヤホンチップ T-400シリーズ(3ペア)

コンプライ イヤホンチップ T-400シリーズ(3ペア)

  • 出版社/メーカー: Hearing Components社
  • メディア: エレクトロニクス






Sennheiser イヤーモニタータイプ カナル型ヘッドフォン 最上位モデル IE8

Sennheiser イヤーモニタータイプ カナル型ヘッドフォン 最上位モデル IE8

  • 出版社/メーカー: ゼンハイザー
  • メディア: エレクトロニクス



イヤーウィスパー サイレンシア

イヤーウィスパー サイレンシア

  • 出版社/メーカー: 日本シイベルヘグナー
  • メディア:



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MDR-EX700SL 低音モリモリ改造 [音楽関係]

さて、普段使いの DAP を Walkman X シリーズにしてからというもの、NW-X1060 の音の薄さというかあっさり具合と MDR-EX700 のあっさり具合のダブルパンチでなかなか苦戦しております。
最近は ずっと電車の中でイコライザ設定を変えてあれこれ聴いてみたり、飽きてワンセグ見てたり、付属のイヤホン+ノイキャンで過ごしたり、こっそり S706 を引っ張り出してみて「やっぱり、同じ Vol だとこっちのほうがベースしっかりしてるし音大きいよナ」とかやってるわけです。
ま、それはそれで楽しいとも言えるのですが、このたび EX700 に手を入れる決心がつきましたので その顛末をご紹介。 EX700 「を」手に入れるじゃなくて「に」ですよ、「に」。 くどいですね>自分。

ex700-DSC07817.JPG
まぁ、半年とか1年使ってると結構擦れたりなんかで外装が剥げたりしてきます。
「L」「R」の赤青印刷なんかとっくの昔になくなってます。

ま、擦れぐらいなら いいんですが、いろんなものに引っかかったりして、ソニーロゴのが入ってるフロントハウジングプレートという部分が浮いてきたりすると なかなか困ります。
ex700-DSC07818.JPG
上の写真は、浮いた状態からどうやって戻すかを検討するために一旦完全に伸ばしたところです。
要はアルミの薄い板が局部的に磨耗しているので、何回も曲げ伸ばしすると金属疲労で折れる寸前です。

で、ひとまず剥がして見るしかないわけですな。
ex700-DSC07822.JPG
ちなみに、プレートの端をつまんで手で引っ張ると折れやすそうなところにストレスがかかるので、クラフトナイフで少しづつ浮かして全体をゆっくりとはがしています。

本体のくぼみとかプレートの端面をじっくり観察すると、どうやらソニーロゴのSの字側の小さな突起が折れている模様。 プレートはボンドで貼ってあるだけなので、ロゴ部分が浮かないように形をもう一度(少しきつめのカーブをつけて)整えて両面テープで貼るしかなさそうです。 もし折れてしまったら紙かなんかを貼って誤魔化すしかないですね。


で、テキトーに両面テープを小さく切ってプレートを貼り付けてメデタシといくところなのですが、コードの根元部分に小さなスポンジ片みたいなものがあります。
見つけてしまったが最後、これはいくしかないでしょう。
ex700-DSC07822-2.jpg
というか、これでEX700 が使い物にならなくなったら Sennheiser の IE8 を買う口実が出来。。。とか、かなり不純な動機も頭の中を駆け巡ってます。



ハイ、EX700 の内部構造おさらいです。
ex700-cont_01_02img-by-sony.jpg
http://www.sony.jp/headphone/special/mdr-ex700sl/index.html より引用。


このスポンジ片は「フロントレジスター: 主に低音のバランスをとります」のようです。

ナヌッ、「低音」?

て、低音か。。。



これは期待大です。
フロントレジスター(以下 FR)はボンドか両面テープみたいなのでくっついてるだけなので、ピンセットでつまめばすぐにはがせます。 はがすとこんな感じです。
ex700-DSC07836.JPG
FR をどけると丸い穴が開いてます。 空気抜きですかね。
FR の素材は割と密度の高めのしっとりしたスポンジのようですので空気の通りはそんなによくなさそうです。


ひとまず FR をはずした状態で試聴。

→ これは期待とは逆で、EX90 のような開放感はありますが低音がほとんど無くなってしまいますね。。。


ありゃりゃ、開くと低音が減るってことは、フロントっていうのは鼓膜側っていうことですか。
↓このページの「ダイレクトバイブストラクチャ」の項目で密閉度が下がってる状態のと同じことですよね。
http://www.sony.jp/headphone/special/xb/index.html

ということで、フロントレジスターは元に戻しました。 両面テープでくっつけましたが、音も元に戻りました。
# [追記]
# 元に戻った気がしたけど、実践で使ってると音像が微妙に右に偏ってるみたいなので、もう一方(左)も
# 両面テープで貼りなおしました。 貼りなおすと音量が大きくなりますね。(特に低音?)


ハハーン、ということで上の図と EX700 の部品の図を見ながら考えること30秒。 図作成1時間。
MDR-EX700SL.png
クリックで拡大



じゃあ、リアレジスターの抵抗を(鼓膜の動きと同じくらいに)減らせば低域の振幅は増えるんでは?
# 空気バネ効果の影響を減らして、振動板の動きを妨げないようにするといいはず という考えです。



ということで、さっそく挑戦。
リアレジスターにアクセスするためには、リアハウジングキャップをはずさないといけません。
# というか、試しにはずしてみたらそこにリアレジスターがあっただけですが。

経験と勘と実験により、こうなりました。
ex700-DSC07846.JPG
リアハウジングキャップの丸い側の横の隙間に爪か何かを入れつつ両側から挟んで、上に持ち上げるとネットリと外れます。 ちなみにリアハウジングキャップの縦の溝は単なる通気孔でした。

意外とシンプル。
ex700-DSC07837.JPG

ちなみに、はずした リアハウジングキャップはこんな感じ。
ex700-DSC07839.JPG
やはり、ボンドか何かでくっついてるだけ。

丸いほうの先っちょに出っ張りがあって上手い具合に止まるようになってます。
ex700-DSC07840.JPG



さて、本日最後の写真です。
リアレジスターをつまんでどけてみました。
ex700-DSC07842.JPG
やはり、両面テープっぽいので留めてあって、簡単にはがせます。 貼りなおしも可能。 材質は紙か不織布みたいなモノで、硬めのスカスカっていう感じです。
リアレジスターの下はフロントレジスターと同じく丸い穴でした。


ということで、リアレジスターをはずして試聴。

→ おぉっ、こ、これは! ワイルドじゃないですか。


ということで、低音の量に関しては業界内でもトップレベルになったんではないでしょうか。 DT770 PRO より多いです。 今までと同じ音量・イコライザ設定だと耳が痛いです。 バスドラのキックで空気が揺れます。
要は、密閉型のイヤホンの背面の風通しを良くして半密閉~開放型に改造したのと同じなので、低音の質に関してはボワンとしてます。 高域は、ややマスクされた感じになりますね。 この状態から低域の締まりを求めていくとなると、リアレジスターの微妙な通気量を制御しないといけないんでしょうなぁ。
わたしは、結構満足してしまったのでそこまでやりませんよ。

でも、完全開放だと さすがに ちょっと出すぎですね。


ということで、本日の写真、アンコール。
ex700-DSC07847.JPG
リアレジスターを使って、リアハウジングキャップの縦穴を裏側から塞ぎました。

うむ、もう一目盛りか半目盛り分ぐらい減ればベストバランスぐらいかな。 まぁ、適量かどうかは実際に電車の中で使ってみないとわからないので、来週月曜からの本格投入でしばらく運用してみてから考えよう。


ちなみに、音漏れ具合はほとんど変わりません。 というか違いがわかりません。 理論上は抵抗が減ってるので漏れ音量は増えるはずですが、普段使いの Vol では静かな室内でも聴感上の音漏れ音量が変わった感じはしません。

ちなみに、イコライザースポンジはずしとか、レギュレーターのねじを回してみたりしましたが、違いは良くわかりませんでした。 比較方法は、片方だけ設定変更 → 聞いてみる → 左右入れ替えて聴いて見る → なんか違いが聞こえるか? → よーわからん という感じです。

ちなみに、この改造で IE8 購入計画は しばらく様子見で延期です。 ま、もともと IE8 が欲しいというよりは低音が欲しいだけだったので、他の候補も含めて EX700 の Xデーに向けてぼちぼち探していきます。







SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX700SL

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX700SL

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



コンプライ イヤホンチップ T-400シリーズ(3ペア)

コンプライ イヤホンチップ T-400シリーズ(3ペア)

  • 出版社/メーカー: Hearing Components社
  • メディア: エレクトロニクス






Sennheiser イヤーモニタータイプ カナル型ヘッドフォン 最上位モデル IE8

Sennheiser イヤーモニタータイプ カナル型ヘッドフォン 最上位モデル IE8

  • 出版社/メーカー: ゼンハイザー
  • メディア: エレクトロニクス



イヤーウィスパー サイレンシア

イヤーウィスパー サイレンシア

  • 出版社/メーカー: 日本シイベルヘグナー
  • メディア:



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6DJ8 Bugle Boy 再び [音楽関係]

先日、残念な結果に終わった Softone Model6 + 6DJ Bugle Boy のその後。


ま、ぶっちゃけると、結構真空管の脚が錆びてるな。っていう感じだったわけですよ。
6dj8-bb-DSC06819.JPG
左:Bugle Boy、右:デフォEH

で、妙にキンキンするのはこの脚の酸化膜によるコンデンサ的/半導体的な何かの効果によるものではないかと。


ということで、脚の酸化膜の部分をカッターでこすってきれいな面を出してみました。

結果、予想通りというか期待通りというか普通にいい音が出てきました。
EH の高域歪みを無くしてバランスよく仕上げ、立体感 Upした感じです。


いやー、接点って本当に大事ですねぇ。





ということで、事後報告だけだと寂しいので、巷で見つけた接点系アクセサリ(接点復活材)のリンクを置いておきます。
効果のほどは知りません。

□ Setten No.1 / KRIPTION
http://www.kripton.co.jp/avc/products03/setten_1.htm
今、一番気になってます。
「カーボン・コート・ダイヤモンドの超微粒子」とか「8倍」ってなんともいい響きです。 でもダイヤモンドって相当頑固な絶縁体だった気が。 カーボンでコートしてるから導通あるのかな? 研磨効果はかなりありそうです。
自作パソコンのクロックアップ耐性にも効果があるとかで話題になってたみたいですね。



□ ペン型接点改質剤 ナノカーボンペン E-5122 / エツミ

エツミ ペン型接点改質剤 ナノカーボンペン E-5122

エツミ ペン型接点改質剤 ナノカーボンペン E-5122

  • 出版社/メーカー: エツミ
  • メディア: エレクトロニクス

ペン型=お手軽です。 接点復活って実際はこれくらいで十分な気がします。



□ ナノカーボン PC

ひと塗りで驚きの電導率UP!接点改質剤 ナノカーボンPC

ひと塗りで驚きの電導率UP!接点改質剤 ナノカーボンPC

  • 出版社/メーカー: 東洋ドライルーブ(株)
  • メディア:

時代はナノなのか! 確かに、ナノオーダーでピッタリして接触面積が増えれば電気抵抗はかなり低くなって電子はピュンピュン通り抜けていく感じがします。 でも「電誘率」って何?

タグ:6DJ8 真空管
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デラックス・ストラトキャスター・テーブル [音楽関係]

ここで売ってるテーブルです。 残念ながら買ったわけではありません。
http://www.fendercustomfurniture.com/deluxe_stratocaster_table.php

delux_strat_1.jpg
画像は www.fendercustomfurniture.com より借用。

Fender 公認のオフィシャル家具。
価格は 750ドル。 日本にも送料160ドルで送ってくれるらしいです。

サイズが48" long x 15" high x 20" wide, 25 lbs ってことなのでメートルに換算すると幅120cm × 奥行き 50cm * 高さ 38cm、重量11.3kg かな? ギャラリー見るといわゆるリビングテーブルですね。

ほかにも Standard Stratocaster table (250ドル)とかあるみたいです。


ラージヘッドだったら買ってたかもなぁ。


Fender Custom Furniture
http://www.fendercustomfurniture.com/index.php

本家 Fender
http://www.fender.com/
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NW-X1060 イコライザ設定 [音楽関係]

http://yoga.blog.so-net.ne.jp/nw-x1060-get でも ちらっと書きましたが、NW-X1060 はスッキリして上品な感じの音です。 あれから連休中も含めて 20時間ぐらい使ったので低音も ほどほどに出てきてる&耳が慣れた気もしますが、やはり軽め・おとなしい音という印象は変わらないですね。

付属のイヤホンは結構低音が出るタイプなので、バランスという意味では付属のイヤホンとの相性はなかなか良いと思います。


ということで、愛用中の Softone Model6 ヘッドホンアンプの Line IN と USB の入力切り替えを使って、Model6 の内蔵 DAC とほぼ同じ傾向の音が出るようにNW-X1060 のイコライザを調整してみました。
x1060-DSC07694.JPG
Clear Bass は +2 と +1 の間ぐらいが欲しいですね。
400Hz:±0、1kHz: +1、2.5kHz: +1、6.3kHz: +1、16kHz: ±0

デフォがソフトン Model6(真空管は 6DJ8 Bugle Boy に交換済み) より低音が薄いってのはちょっと音が軽すぎでしょう。 まぁ、アナログ信号の時点で低音モリモリにするより、イヤホンで電気音響変換するときにモリモリにしたほうが電気回路は設計の自由度に余裕を持たせられるのかもしれないですが。。。 それだとイヤホン選びますからネェ。

逆に言うと多少の芸風の違いはあるものの、音質自体は X1060 の S-master も Model6 の DAC と遜色ないレベルに感じます。 私には、ぱっと聞きではわからないです。 USB(PC) と LINE(X1060)で同じ曲を同じタイミングで流しながらパチパチスイッチを切り替えて じっくりと比較すればなんとか解像感や奥行きが違う気がする程度。 実際、最近は PC→(USB)→ Model6 の代わりに家でも X1060 →(RCA)→ Model6 で使ってることが多いです。 イコライザが気軽に使える分便利だし、PC と独立してれば PC を酷使して CPU 負荷が瞬間的に上がったときでも音が飛んだりすることも無いですからね。


で、これでだいたい付属のイヤホンだといい感じで聞けます。
x1060-DSC07697.JPG
イコライザオフのデフォルト状態だと、余韻がスパッと消えて寂しい感じがしてましたが、それもほどほどに解消。


曲によってはもう少し明るい感じにしたいこともあります。
そんなときはイコライザのレベルを全体にひとつづつ上げると少し明るい雰囲気になります。
x1060-DSC07700.JPG
音量は適宜調節します。


逆に、もう少し落ち着いた感じにしたい場合はイコライザのレベルを全体に下げて音量を上げます。
x1060-DSC07701.JPG


で、MDR-EX700SL だと、明るすぎてNW-X1060 と相性イマイチに感じていたのですが、さらに一段イコライザの各レベルを下げるとちょうどいい塩梅になるように思います。
x1060-DSC07702.JPG
400Hz は下げすぎると実体感が薄れて埋もれるパートが増えるので一段戻します。もう少しだけハリが欲しいときは 16kHz も一段あげてオール-1 にするといいと思います。

[2009/06追記] このイコライザ設定で Softone Model6 の Line In に入れて DT990 で Berardi Jazz Connection あたりを聴くと相当いい感じです。 いい買い物したなっていう感じ。


グライコの調節に関してはタッチパネルが便利ですね。


テナ感じで現状のイコライザ設定でした。



↓イコライザ検討中で相手してもらえず、「つまらん状態」のワン。
DSC07526





http://www.sony.jp/walkman/lineup/x_series/
http://www.ecat.sony.co.jp/audio/walkman/products/index.cfm?PD=34463&KM=NW-X1060/BI
http://www1.jp.sonystyle.com/Qnavi/Product/NW-X1060_BI/

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ウォークマン NW-X1060 Get [音楽関係]

やっと出ました、32GB、長かった。 32GB を待ち続けてかれこれ3~4年。 14日に予約して25日到着です。

ss1020tensou.png
(転送中の図)

SonicStage CP で 1020曲(ATRAC 256kbps変換なし で10GB)転送するのに1時間20分かかりました。
1時間20分=80分=4800秒ということで、転送速度は 5秒弱/曲 もしくは 2MB/sec。
USB 抜いた後に「データベース作成中」っていうのが走りますが2000曲追加で3分ぐらい。毎回3分じゃないみたいだし、まぁ、いいでしょう。


一応、エア X1060 じゃない証拠写真。
x1060-DSC07445.JPG
(左から MZ-RH1、VAIO Pocket、NW-X1060/BI、NW-E026(パネルは igu モデル)、NW-S706F)
# ここは Walkman の Wロゴを模るべきだったか。。。


[音質について]
土曜に届いたので、本格稼動は今週から。
面倒なんで、X1060 以外は過去の記憶との比較のみ。
それぞれ機器でビットレートとかも違うのであくまで速報・参考ということで。
イコライザ等の設定は前から使ってるのと同じで下記のとおり。
- 400Hz:+3, 1kHz:+3, 2.5kHz:+2, 6.3kHz:0, 16kHz:+1、
- クリアベース:+3
- ダイナミックノーマライザー:ON
- クリアステレオ、DSEE、VTP: OFF
イヤホンは MDR-EX700 です。


ホワイトノイズの少なさ
MZ-RH1 ≒ PCM-D50 = X1060 > VAIO Pocket > S706 > E026

ノイズに関しては優秀。 E026 +EX700 みたいに、「常時セミの鳴き声がバックに入っててお盆に帰省中の気分」な状態にはならないです。 S706 みたいに、内蔵アンプの ON/OFF がバチバチ言うこともありません。


解像感
X1060 >≒ MZ-RH1 >= VAIO Pocket > S706 > E026

巷の噂どおりシンバルとかの高音はいいです。
音に奥行きがあって楽器の分離もよくなってる気がします。


低音
VAIO Pocket > MZ-RH1 >≒ S706 = E026 > X1060

S706 より明らかに弱弱しいです。 AKG K601 とか Sony EX700 とかオーテクのヘッドホンみたいなカリカリ系の方向に進化していて、ホールの響きとかベースの弾力とかは ビミョー。 なんか、S-master ってデジアンだから低音とか問答無用で凄くビシッと出てくるのかと思ったら、案外キレイ系で肩透かしを食らった感じです。 エレキギターがトランジスタのアンプでディストーションかけた感じに聞こえるといえば、わかる人にはわかるでしょう。

確かに出てくる音の格は違うといえると思いますが、あんまり好みじゃないです。 はぁ。。。 まぁ、イヤホンを別のに替えたほうがいいかも。 NW-X1060 も MDR-EX700 もどっちも高音傾向で相性よくない気がします。 ちなみに純正のは試してないので、今度試してみよう。


ところで、クリアベースで前に出てくる音域が低いほうにシフトしてないですか?
なんかバスドラばっかり聞こえて、ヘッドホンの XB 系列の音作りに影響されてるように感じますYO。
イコライザ OFF で聞いてみたほうがいいのかな。 うーん、よくわからん。

出力については、いつものウオークマンのスペックなので 5mW @ 16Ω / Vol 30段階のはずなのですが、心なしか他のものより音量が小さく感じます。 2段階ぐらい Up したいです。 なんでだろー?


刻印は「YOGA」です。 大文字オンリーだし、あんまりいいネタが思いつきませんでした。
x1060-DSC07474-trim.JPG
右寄せなのですが、一番右の文字が微妙にカーブに差し掛かってます。 もう少し内側がベストでしたね。

ウオークマンの壁紙にするということで縦長 16:9 です。




ということで、32GB と液晶の画質がキレイでびっくりした以外は辛口でいかせてもらいます。

Goodbye MD と言われてから君達は何をしとったのかね?
Mylo の良く出来た版や PSP の小さい版はいらんです。 (でも、ちょっと欲しい)
ウォークマンを作ってください。


そのうち、じっくりお説教してあげるから首を洗って待ってなさい。

Stay tuned!



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6DJ8 Bugle Boy Get したけど。。。 [音楽関係]

真空管に傾倒しつつある今日この頃、ソフトン Model6 用に Amperex の 6DJ8 Bugle Boy を Get しました。

6dj8-bb-DSC06819.JPG
左: Amperex 6DJ8/ECC88 (通称 Bugle Boy。オランダ製 1960年代の骨董品)、
右: エレハモ 6922 (通称 EH。 デフォで入ってたやつ。 ロシア製の現行品)

Bugle Boy というのは愛称で、真空管のロゴプリントにラッパ(Bugle)を吹く真空管君が描かれています。
管の太さが EH よりも少し細身な感じです。 ピンはスチールです。

ちなみに、Bugle(びゅーぐる)は軍隊なんかで使われるラッパです。 「ラッパのマーク・大幸薬品の正露丸」でおなじみのほうのラッパですね。 アンダーソン作曲の「トランペット吹きの休日」の原題が「Bugler's Holiday」です。 日本では笛吹童子と呼ばれることもありますが笛じゃないよな。。。 ついでに言うと Burgle や Burglar じゃなくて Bugle です。 ま、いいか。

~ 閑話休題 ~


さて巷の噂では、伸びやかな高域と豊かな低音で音楽用に最適といわれるほど評価の高い Bugle Boy です。 今回入手したのは 1960年代のオランダ製、Halo Getter の中古品です。 Upgrade として定番にして登竜門的一本でしょう。 ハズレ球でないことを祈りつつ。 交換の手順は最後に。

6dj8-bb-DSC06818.JPG
サービスショット。 デフォの真空管 EH の 6922。


[1日目]
確かにベースラインがよくわかります。 かたくしぼった濡れ布巾のような感じでかなり芯があります。 全体に EH より少し湿り気が増した感じ。 ゲインが少し高めなのか、いつもより1~2段小さく音量設定して EH と同じぐらいです。

スピーカーで聞くと目の前にある液晶の向こうまで音が広がってる感じがします。 EH より奥行きはありますね。 左右の広さは EHと同等か少し狭いかも。 無駄にぼやけてたのがキュッと締まった感じなのかな。 EH で時々気になった特定の音域(クローズハイハットとか)だけスピーカーにへばりついてる感じはないです。

ところでライブアルバムの拍手がなんとも生々しい。

一日目の感想としては「確かにそれなりの違いはあるけど、あれ、こんなもんか?(入手価格は5倍くらい違うので)」というのが正直なところ。 楽器と一緒で対数的なんですかね。
いつも忙しくても明るくバイトをがんばる EH に対し、自分探しの旅で上京して渋谷の雑踏の中にいる Bugle Boy という趣ですな。 まだ本領発揮というわけではないでしょう。 まぁ、アンガールズがドランクドラゴンになったぐらいの違いはありそうです。



[2日目]
高域がものすごく出てますね。 いわゆるドンシャリ、いわゆるラジカセ音質。 シンバルやハイハットが「ブラシ使ってるの? にしては音デカくないか?」というぐらいシャンシャンうるさいです。 ホワイトノイズっぽくて打ち込みで作った音みたい。 DT990 だと少し耳が痛いです。 そしてDT990 の音漏れが EH の2割り増しぐらい。

なんか EH よりバランスが悪い感じが。。。 D.A.I. は完全にパンク・インディーズな感じです。 ギターはみんなテレキャス使ってるの?っていうくらいジンジンした感じがします。 ピッキングアタックがピーキーでハウりそうです。
耳が痛い CD はイコライザで 2.1kHz,-3dB,Q:2.5 と 20kHz,-6dB,Q:0.5 ぐらいのフィルタを入れるとまあまあいい感じになりますが、ベストバランスではないですね。

一方、あべふゆみはイコライザ通さなくてもいい感じです。 バックの擦弦楽器がなんかいい音に聞こえます。
他のヴァイオリン曲でも E線あたりの「ツー」は結構それっぽいです。 少し官能的色づけ弦楽器の傾向があってLUXMAN P-1 を視聴したときの感じを少し思い出しました。 それとスネアのクローズリムショットは史上最高のヌケのよさで軽やかに鳴る感じが Good。 そしてタンバリンもって微妙にうろうろしてるのがわかるようなわからないような。 なんか、打楽器系は良さそうな気がしてきました。

まだ音にホワイトノイズがサワサワとまとわりつく感じがとれない(ヴァイオリンソロ系で特に顕著)ので、今後に期待。


6dj8-bb-DSC06811.JPG
サービスショット。 コンデンサがカッコいいです。



[3日目]
相変わらず高域がささります。 ひょっとして可聴域外でハウリングしてるんでしょうか。
それと中域にディストーションがかかっているような感じの音つぶれが。。。 心なしか昨日よりもベースの解像感も落ちてるような。

ふと、思い立って Model6 の Line out から ATOLL IN50SE につないで IN50SE のヘッドホン端子から聴いてみました。 「おっ、そんなに耳痛くないぞ。」っていうか落ち着いていい感じじゃないですか。
これならイコライザ通さなくてもナイスバランスですね。

もう一声シンバルが大人しくなってくれれば いい感じなんですが。 シンバルの消え際は やはりノイズっぽいです。



[4日目]
引き続き IN50SE 経由で聴いてます。 若干低域のアタックが丸まった感じはありますが、スムースでなかなかいい感じです。 クラシック大編成モノが雰囲気あっていいです。 シューマンとか堂々としててナイスですね。 明日はブルックナーを聴いてみよう。 ファンク系は荒さが取れた分、若干物足りない感じです。 ジャンルによっては EH もまだまだ Bugle Boy よりいいと思います。
もう眠いので今日は少しだけでおわり。



[5日目]
IN50SE 経由だとやはり丸いというかはっきりしない感じが。 でも Model6 直だと耳痛い。 ということで、Model6 側の音量を大きく(3時ぐらいに)して、IN50SE を Vol1(8時~9時) ぐらいにしました。 Model6 のキャラが強めに出るようですこしくっきりしています。 しばらくこれで行けそう。

球の慣らしも加速できるかな? 楽器の慣らしも音量出してゴシゴシ弾かないとなかなか Develop されませんからね。

グリュミオーのコンチェルタンテや店村さんのアルペジョーネ・ソナタがいい感じで聴ける。 やっぱりクラシック向きなのかな?>Bugle Boy



[6日目]
なんか耳痛いのに加えて耳鳴りがひどくなってきました。 特に寝る前。 まぁ、もともと13kHz ぐらいで しばしばピーンと耳鳴りしてる体質なので、これだけが原因ではないだろうと思いますが、なんか音チェックばっかりで音楽聴くのが あまり楽しくなくなってきた感じがしてるのも事実。。。

ということで苦行は苦手なので、デフォの EH に戻しました。
また春になったら Bugle Boy に替えてみよう。 まだ手放しませんよ。


うん、EH もいいんじゃないでしょうか。 大音量(MAX Vol でヘッドホン繋がず)で数時間鳴らすと低音もそこそこ出てくる っていうのは前にコツとしてつかんでるので、それほど変なバランスではないです。 シンバル系に関しては DT990 の芸風と相まって、耳の中をシャラランとマッサージするような感じが爽快です。 独特の荒さ・若干の高域の歪み みたいなのは EH の芸風でしょうね。 Jazz/Funk には EH のほうがいいです。

ただ、Bugle Boy で時々聞くことができた妙に生々しい感じ(特にパーカッション系)や スタジオの奥行きの感じとか ピアノのヌケの良さ っていうのは やっぱり減ってしまいます。 うーむ、EH のバランスに少しだけ低音加えて、ライブ感と立体感を Up してくれれば かなりベストに近い感じになるんですけどネェ。


そういえば、6DJ8 の独特の高域が苦手な人はPhilips USA の 7308 あたりがいいかもね みたいなのが どっかのサイトに書いてあったな。。。



[交換の手順]
ご注意: 「高電圧!高温!危険!蓋を開けてはいけません」と筐体のウラや取説に書いてあるのを承知の上で自己責任でやってください。 それと、この手順も間違っている可能性があります。 この手順に従ったとして、それで壊れても私は責任持ちません。

と断り書きも済んだのでいってみよう。


0.真空管がさめるまで電源を切って待ちます。
1.AC ケーブルなどすべてのケーブルをはずします。
2.筐体のネジ8箇所をはずすと蓋が取れます。
3.コンデンサを放電させます。
まずは念のために電源 SW(ACケーブルはささってないので電源は入りません) を ON にして電源回路に残ってるかもしれないなにかを放出します。 この部分は回路図がないので あくまで気休め。

続いて、下記のように いかにも電気が貯まってそうな耐圧250V のコンデンサが2つあるので、それをショート/放電させます。
model6-schema.png
ソフトンさんのページ http://www.icl.co.jp/audio/Model6/M6-2.htm より引用。

コンデンサの足に直接アクセスできればいいのですが、アートワークの都合上 足は見えません。 コンデンサの足を赤のラインやオレンジのラインのように辿ると、定電流回路のトランジスタの足をショートさせればよさそうです。 横に伸びてるのが ベース(B)、矢印がエミッタ(E)、斜め下になってるのがコレクタ(C)です。

実物では、プリント基板上に B と E のシルクが見えます。
6dj8-bb-DSC06816.JPG
ということで B をグランドとして残りの足をそれぞれショートします。 そんなんでいいのか? という疑問は残ったままですが、自己責任で どうぞ。 R-ch と L-ch でトランジスタが2個あります。
ショートさせる際は、左手はひざの上において筐体に触れず、右手だけでテスターやドライバなどをうまく使ってショートさせてください。 両手を使うと、万一感電したときに右手 → 心臓 → 左手のように体の中を電流が通るのでヤヴァいらしいです。
昔、真空管の無線機で感電したことがありますが、結構痛いです。 筋肉が EMSマシンでいきなり最大出力かけた時のように収縮(瞬間的に痙攣)するので、突き指ならぬ突き腕ぐらいのショックがあります。 まあ、死ぬことは無いと思いますけどトラウマにはなるでしょう。 あんな目には二度と会いたくないです。

4.真空管を抜きます。
まっすぐ上に向かって引っ張ります。 左右に揺さぶりながら抜くと真空管が壊れたり、ソケットが緩くなってノイズの原因になります。 革の手袋が滑りにくくてやりやすいです。

5.あとは逆順。 挿して蓋してください。

ということで挿して挿して挿しまくるべし。

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6DJ8 真空管のお勉強 [音楽関係]

現在愛用中のソフトン Model6 ヘッドホンアンプに使われている真空管が 6DJ8 という型番です。

真空管の型番って、地域によって名前が変わったりします。 それと いわゆる「いい音がする真空管」≒「昔の真空管」ということで基本的に中古品・新古品の骨董品です。 なのでプレミアが付いてる物とそうでないものが いろいろ玉石混合(玉石混淆)状態です。 その辺をお勉強中。 「いいカモ」状態からの脱却を目指して、知恵がつく(余計なことを覚える)たびに上がってきます。


まずは型番の整理から。
6dj8-1.png
(クリックで拡大)


ベースの型番は 6DJ8 で、アメリカでの呼び方です。 6DJ8 は双三極管というタイプで、ひとつの真空管の中に増幅素子(=三極管)が2つ(=双)入っています。 増幅素子が2つ入っているので、1本でステレオに対応できます。 もっとパワーが欲しい場合はさらにもう一本持ってきて増幅度を上げたり別の真空管を後段につなげるのでしょう。
ヨーロッパでは同じものが ECC88 という名前になります。 C が何かを表していて 8 が別の意味でそれがひとつの真空管に2つ入ってるから CC と 88 らしいです。 詳しくはこちら → http://www.tubedata.info/tubnum.html
6DJ8 の主な製造メーカとしては Philips や Amperex、テレフンケンあたり が有名(そもそも真空管メーカーとして有名という事情もありますが)です。 とくに Amperex のオランダ工場製のものは音の評価が高いブランドが多いということでキーになるメーカーです。

続いて、6DJ8 の電気的特性の要求事項(寿命や特性のばらつきなどの条件)を厳しくしたプレミアバージョンが 6922 です。 こちらもヨーロッパでは名前が変わって E88CC になります。 88 と CC の順序が逆です。
またイギリスでは CV2492 とか CV2493 と呼ばれます。 ロシアでは 6Н23 (Hはキリル文字でN)です。


もともと 6DJ8/6922 はテレビチューナーの VHF 帯域か何かの増幅素子として開発されたとのことで、オーディオ専用ではなかったそうです。 でも、低ノイズというのが幸いしてかオーディオに使ってもいい結果が得られたようで プリアンプやフォノイコライザでも良く使われています。 マイクプリやヘッドホンアンプでも使われているのは ご存知のとおり。

そんなこんながあったかどうか知りませんが、ドイツ(とオランダ)では6922/E88CC からさらに電気的な要件(低ノイズ、低マイクロフォニック等)を厳しくした政府/軍の特別バージョンが作られて電話関係などで使用されたようです(具体的にどういう使われ方をしたのかは知りません)。 それが CCa です。 双三極管 "CC" のちょっち いいバージョン "a" という感じでしょうか。
もともとドイツ関係ということで、ドイツのメーカ(Telefunken や Siemens 等)が中心なのですが、ごく少量のオランダ製真空管も OEM 的に CCa として製造・使用されたそうです。 CCa はオーディオ界隈では その音質からブランド化しており超プレミアになっています。 まして、希少価値の高いオランダ製は目玉が飛び出るくらい高いです。 そもそも流通量も微量で、どこのサイトを見ても品切れです。


一方アメリカのほうでも(アメリカ限定というわけではないみたいですが) 6922/E88CC の特別バージョンがあって、それが 7308 です。 CCa もそうですが、中身が違うのか 6922 の選別品なのかはよくわかりません。 まぁ、そんなわけで、ヨーロッパでは 6922/E88CC の E と 88CC の間に "1" を入れて E188CC と呼ばれています。 7308 / E188CC はアメリカ製が多いようで、オランダやフランスの工場で生産されたものは やはり高値で取引されているようです。

ついでに、7308 をさらに改良したのが 8223 です。 サイズが違う(縦に長い)ということだそうです。 ヨーロッパでの名前は "1" の部分が "2" になって E288CC です。


オマケで、6DJ8 のヒーター電圧のスペックを少し高い電圧で動作するように微変更したバージョンが 7DJ8 / PCC88 です。 "E" と "P" の違いが電圧の違いなのかな? 電気回路の作り方によっては 6DJ8 のかわりに そのまま使えるようです。 ヒーター電圧が 7V なのですが、それをあえて 6DJ8 の規格の 6.数V で使うことで管への負担が減り長寿命が期待できるということのようです。



参考 URL
AudioAsylum.com -- Joe's Tube Lore
http://www.audioasylum.com/audio/faq/joes-tubes.html#6DJ8

6922 / E88CC / CCa / E288CC Amperex, Mullard, Siemens, Telefunken
https://www.tubeworld.com/6922.htm

6DJ8 Tubes From Brent Jessee Recording
http://www.audiotubes.com/6dj8.htm

UPSCALE AUDIO(通販サイト)
http://www.upscaleaudio.com/view_category.asp?cat=42

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ソフトン Model6 + DT990 で楽しく聞ける CD [音楽関係]

MDR-XB700 との組み合わせを紹介したら、メイン ヘッドホンである DT990 との組み合わせも紹介しないわけにはいかないでしょう。
model6-DSC06760

ソフトン(Softone) Model6 + DT990 で楽しく聞けるオススメ CD を独断と偏見で紹介するコーナーです。
イコライザ設定は 170Hz 以下 3dB ブーストぐらいです。


それではいってみよう。

スーパーフライ / カーティス・メイフィールド


サントラですが、映画のほうはよく知りません。 まぁ、映画を抜きにしてカーティス・メイフィールドのアルバム、ソウルの名盤ということでいいでしょう。 独特のファルセットな芸風がカッコいいですね。 曲はいずれも名曲ぞろい。特に3曲目の Freddie's Dead や 5曲目の Give Me Your Love など しびれます。

スーパーフライ・25TH・アニヴァサリー・エディション

スーパーフライ・25TH・アニヴァサリー・エディション

  • アーティスト: カーティス・メイフィールド
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1998/07/08
  • メディア: CD
アニバーサリー・エディションにはオリジナル未収録のトラックが 10曲目以降に追加されています。


Heritage / Earth Wind & Fire


Earth Wind & Fire (EWF) といえば、「セプテンバー」が有名ですが、このアルバムのタイトル曲「Heritage」も相当カッコいいです。

Heritage

Heritage

  • アーティスト: Wind & Fire Earth
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/01/05
  • メディア: CD
だいぶ前に EWF のコンサート映像を Gyao で見たのですが、ベースのおじさんのノリ・挙動がハンパないです。 必見。


Tete! / Tete Montoliu


テテ・モントリュー、スペインの Jazz ピアニストです。 どのアルバムもいいのですが、一番聴き栄えのする一枚ということで 「Tete!」 です。 「Tete a Tete」という似た名前の別のアルバムも ありますので お間違いなきように。
それにしても、スペイン人はみんな早口だから?とか思うような弾きっぷりです。 スパニッシュギターがそのままピアノになったような感じです。 音の粒のそろい方なんかも驚異的で密度の高いプレイが堪能できます。 そして他のメンバーも それに負けず劣らず弾きまくり。

テテ!(紙ジャケット仕様)

テテ!(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: テテ・モントリュー
  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: CD


他のアルバムは ここまで弾きまくりではありませんが、オカズのフレーズなんかはやっぱり歯切れが良くてそれが彼の芸風なのでしょう。鍵盤の端から端まで使ってるっていう感じですね。 「次なるテテ体験」という観点ではピアノソロの 「Songs For Love」 がいいでしょう。 ピアノの詩人。 それにしても、ピアノだけでリズム隊がいないところでも ノリみたいなのが失われないのは さすがです(例えば2曲目 Django なんかがわかりやすいですね) 。

ソングス・フォー・ラヴ(紙ジャケット仕様)

ソングス・フォー・ラヴ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: テテ・モントリュー
  • 出版社/メーカー: Ward Records
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: CD


2008年度後半に一番たくさん CD を買ったプレイヤーです。
ホント は 30cm ウーファー 3way のでっかいスピーカーで聴きたいですな。


カバーズ / ジェロ


日本のソウル、演歌です。 食わず嫌いはいけません。

ジェロ君が黒人だからなのかは わかりませんが、「海雪」といい この「カバーズ」といい、使用楽器にエレキギター、ローズピアノ、ホーンセクションみたいなモータウン的雰囲気を感じさせるものも取り入れています。 ストリングセクションも その系統で入ってる感じです。 アレンジもソウルっぽかったり Jazzっぽかったりと、伝統的な演歌の手法ではないカラーを感じさせます。 これはもう「演歌2.0」と呼んでいいでしょう。
そういえば、歌の雰囲気が五木ひろしに似てますな。 あの人もジャンル広いですね。

COVERS

COVERS

  • アーティスト: ジェロ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: CD


ブームで終わることなく、演歌のゴッド・ファーザー目指してがんばって欲しいです。



Funk-O-Metal Carpet Ride / Electric Boys


ファンク・メタルというジャンルが確立されてるか知りませんが Extreme とかそういう系。 1990年リリースということで Extreme の PORNOGRAFFITTI と同じ年のリリースで、プロデューサーはボブ・ロック。 ボブ・ロックがモトリークルーの Dr. Feelgood の翌年に手がけたのがこれです。 当時は、大型新人現る! みたいな扱いだった気がするのですが、いつのまにか解散してるっぽいですね。。。

Funk-O-Metal Carpet Ride

Funk-O-Metal Carpet Ride

  • アーティスト: Electric Boys
  • 出版社/メーカー: Sound Pollution
  • 発売日: 2005/11/14
  • メディア: CD


待ちきれない人は こちらで視聴できます。
http://www.lastfm.jp/music/Electric+Boys



ザ・ギタリスト・パ / フランク・ザッパ


現在の邦題は「黙ってギターを弾いてくれ」みたいな直訳っぽいのらしいですが、当時のアルバムタイトルが「ザ・ギタリスト・パ」。 アルバム名のみならず各曲の邦題のつけ方のセンスにも感心してしまいます。例えば5曲目「While You Were Out」が「技多留守人(ギタリスト)」とか。 はたしてそこまでヒネる必要があったんでしょうか(笑)。
このアルバムは全編インストでひたすらフランク・ザッパのギターを堪能することができます。 サポートメンバーもテクニシャン揃いで(リズムギター:スティーブ・ヴァイとか)プログレ・実験色が強いフリーキーなアルバムですね。 おなかいっぱいです。

Shut Up 'N Play Yer Guitar

Shut Up 'N Play Yer Guitar

  • アーティスト: Frank Zappa
  • 出版社/メーカー: Vido Arts
  • 発売日: 1995/05/30
  • メディア: CD

まぁ、フランク・ザッパは膨大な数の作品を残してますのでオススメをコメント付きで いちいちあげるとキリがないのですが、これの 7曲目 Rat Tomago のギターをコピーしようとして、早々に挫折したのを思い出しました。
シーク・ヤブーティ(紙ジャケット仕様)

シーク・ヤブーティ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: フランク・ザッパ
  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • 発売日: 2008/05/21
  • メディア: CD
そういえば、英語のスラングはフランク・ザッパの各アルバムの歌詞でいろいろ覚えました。 かなり下品です。


またしても なつメロ大会になってますな。


ということで あたらしめ

Dignity / Hilary Duff


ロック系からダンス系に芸風を少し変えたアルバムということで昔からのファンにとっては微妙な面もあるようですが、私はこれしか持ってないので無問題です。
買ったときは他のアーティスト(アシュレイ・ティスデイルとかヴァネッサ・ハジェンズ)のほうが期待大だったのですが、いざ蓋を開けてみるとヒラリー・ダフが曲・アレンジともに良かったですね。 ドラムンベース的音圧に頼ることなく、質の良いロック・ポップスを提供という感じです。

DIGNITY

DIGNITY

  • アーティスト: ヒラリー・ダフ
  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2007/03/28
  • メディア: CD

ヒラリー・ダフ オフィシャルサイト
http://www.avexnet.or.jp/hilary/


MY LIFE WILL... / Deserts Chang (チャン・シュエン、張懸)


以前、オススメ C-POPS で紹介した Deserts Chang です。
「MY LIFE WILL...」は「親愛的...我還不知道 」の前のアルバムですが、HMV にすら置いてないとは。。。
"チャン シュエン 張懸" でアーティスト検索してみてください。
HMV検索
検索する



YouTube のリスト http://www.youtube.com/view_play_list?p=040DB7C76ABA120B
他の人も入ってますけど、とりあえず 聴くが吉。


張懸/賈立怡/胡杨林[オススメ女性ボーカル] http://yoga.blog.so-net.ne.jp/deserts-chang



ラフマニノフ:シンフォニックダンス(交響的舞曲) / テミルカーノフ


ラフマニノフの交響曲第2番とのカップリング2枚組み CD でお買い得です。 でも、CD2枚目の最後に入ってるシンフォニックダンス(交響的舞曲)が一番好きです。 交響曲はゲルギエフのほうが良さそう。
とまぁ、そんなことは置いておいて、シンフォニックダンスはもともとピアノ連弾の曲で、それをラフマニノフ本人がオーケストラにアレンジした(というか作曲は同時進行してたかも)のがこれです。 「叙情と凶暴さを踊りの中に秘め、音が鳴ると巨体が勝手に動く。」みたいな感じです。 全然わからないですね。 まぁ、聴いてください。
リズムが数えにくくてかなり弾くのは大変ですが、聴いてるほうは飽きが来ない名曲です。 日本でもこういう曲がもう少しポピュラーになって演奏機会(コンサート)が増えるといいんですけどね。
ラフマニノフ:交響曲第2番

ラフマニノフ:交響曲第2番

  • アーティスト: テミルカーノフ(ユーリ),ラフマニノフ,ザンデルリンク,サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団,アレクセーエフ(ドミートリ)
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/07/24
  • メディア: CD

鳴り物とか小物楽器が多くて機敏な曲・華麗な曲は DT990 がいいですね。
ラヴェルの「優雅で感傷的なワルツ」とかも あいます。

DEEP FOREST / Do As Infinity


このコーナーのトリは、やはり Do As Infinity でしょう。
まぁ、もともとのソースが音圧高めに作ってある(多少のクリップは許容)ので それほど音質云々を気にする CD ではないのですが、曲・アレンジ・演奏(歌含む) どれをとっても邦楽 POPS 界においてかなりハイレベルなんではないでしょうか。 私の中では D.A.I. は JPOP で5本の指に入ります。

DEEP FOREST【HQCD】

DEEP FOREST【HQCD】

  • アーティスト: Do As Infinity
  • 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
  • 発売日: 2008/11/10
  • メディア: CD





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ティアック BeyerDynamic 密閉型ヘッドホン DT990 Edition2005

ティアック BeyerDynamic 密閉型ヘッドホン DT990 Edition2005

  • 出版社/メーカー: ティアック
  • メディア: エレクトロニクス



ティアック BEYER社 ヘッドホン(オープン型) [DT990PRO]

ティアック BEYER社 ヘッドホン(オープン型) [DT990PRO]

  • 出版社/メーカー: ティアック
  • メディア: エレクトロニクス



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