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[Viola] Mahler 5番 3楽章 fingering [楽器の練習]

このエントリーはマーラー交響曲第五番のビオラパートの
ナイスなフィンガリングを思いつくたびに上がってきます。
譜面は IMSLP から引用
http://imslp.org/wiki/Symphony_No.5_(Mahler,_Gustav)


□ 練習番号31番 前4小節 B779
全音音階の下降形。
一音だけ移弦して戻るパターンがなくて弾きやすいポジションと言うことで2ポジ。二小節目の最後のgesから3小節目のgis,ais を234で取ることで拡大ポジション的に1ポジに戻り、4小節目の最後は次の H dur の分散和音に備えてcを2で取り2ポジに戻る。

SkitchImage0


□ 練習番号31番 B783
B→F#7(H durとドミナント)の分散和音に一部経過音が混じっている形。骨格としてはクロイツェルの8番と同じ。 2ポジ・4ポジでポジション移動。

Mahler No.5 3mov B783


□ 練習番号32番 前8小節 B795
とにかく音量を稼ぎたいので、勢いの必要なパッセージの動き始めでの移弦や、小節の先頭の音の A(sfで特に強調したい音) が4の指になる1ポジは避けたい。

Mahler No.5 3mov B795


□ 練習番号32番 前8小節 B799
一応ここから音量は fff → ff なのだが、落ち着いてというよりは身軽になった分狂暴さが増す感じで行く方がいい所だろう。

と言うことで D dur → c moll は 2小節目の 頭の es をしっかり弾けるポジションとして a で3ポジにシフト。移弦も減って美味しい。

c# diminish → d moll のほうも二小節目をしっかり弾きたい。
一小節目のディミニッシュは、ノーマルなら1ポジで最後をd線1の指だが、次の小節への勢いを削がない様にしたいので移弦せずに開放弦+拡大ポジションを使う。
二小節目は4411で取るパターンと開放弦を利用して0011で取るパターンがあるが、ワイルドさと間違って隣の弦を弾いても変な音が出にくいように左手の指を和音のように固定できる開放弦パターンを採用。

Mahler No.5 3mov B799


最後9小節 B811
最初の上の D は迫力ある音のために あえて開放弦を使おう。 3小節目の B♭aug の分散和音は C線1の指でとってる d から D線の F#(≒ges) に長二度のシフトがうまく出来るかどうかがカギ。 ファシレファに♯♭がついたと思うと難しいけど、ソシレソに♭がついたと思うといいかも? まあ、勢いで弾きやすそうなフィンガリングの例として。
Mahler No.5 3mov B811




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