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練習の録音機器にもとめるもの [音楽関係]

楽器の練習をたまに録音します。

自分の演奏を聴き返すといろいろ第三者的に認識できて便利です。 下手さに愕然として、謙虚に、他人にやさしくなれる気がします。
あと自分が参加してるアンサンブルの練習なんかも録音してます。

今は Hi-MD をメインに使ってますが、別にこれで不満がないわけではありません。 いまさら Hi-MD ? ちょっとねぇ。。。 というのは私も感じてます。 ということでいってみよー。



音質と録音フォーマット


音質は良いほうが好ましいにきまってます。 ここで言う音質は主に「演奏のための再現性」ということです。 細かい弓使いや音色の変化などどのように弾いてるか手に取るようにわかる・想像できるというのがいいですね。 もうひとつ「市販のCDみたいに聞こえる・良い音色で聞こえる」というのもありますが、こちらは演奏場所やマイキングそしてマイク/マイクプリなど録音機器以外の機材の選択など、かなり個人的趣向&オカルト的なニュアンスの要素が入ってきます。 興味深い分野ではありますが、とりあえず不問にします。

□ 必須

- 44.1KHz 16bit Stereo リニアPCM(ロスレス)

□ オプション

- 96KHz 24bit Stereo リニアPCM(ロスレス)
- MP3 256/192/128/64Kbps
- DSD


時代が時代なので、アナログのフォーマットは考えてません。 アナログで録音しても PC に取り込む際には結局デジタル化が必要ですからね。 クラシックな楽器の演奏なんてアナログの極致みたいなもんですし、別にアナログそのものを否定しているわけではありませんよ。

とりあえず、CDクオリティでの録音ができるのは最低ラインとしたいと思います。 後処理での MP3化などでも普通の(自分以外の)パソコンで追加ソフトなしに無理なく再生できる汎用性は欲しいです。 その上はどこまで求めるかですが、2496 はぜひやりたいですね。 DSD までいくと再生環境もかなり限られて(その効果を体感できるほどの再生環境となるとなおさら)趣味的要素・自己満足的要素がかなり大きくなりますが、あっても邪魔にはならないでしょう。 試してみたいフォーマットの一つではあります。

最初っから MP3 でダイレクトに録音するのはあんまり好きじゃないんですが、使うこともあるかもしれません。。。 いや、無いだろーなぁ。 なんか音が団子になってしまって、分析的に聴き込むという用途にはあんまり向かない気がしてます。 講演会みたいなのは録音しないし。

ネットに載せるときにはファイルサイズの関係で So-net blog も Yahoo! ブリーフケース(無料のほう)も 1ファイル5MB制限があるので、5分ぐらいの曲を想定すると 128~192 Kbps モノラル(1分1MB目安)ぐらいのビットレートが限界ですね。 バッハの無伴奏はもう少し短い曲が多いですが、一曲だけ256Kbps とか個別対応するのもめんどくさいんで。 そういう観点で、一発録り&即Up みたいなことができるお上手な人には MP3 も使いでのあるフォーマットでしょう。 日本全国を旅して、行く先々で演奏してそれをアップロードとかできたらカッコよすぎです。



入力端子


この手の機器の内蔵マイクにはあんまり期待していないので、外付けのマイクがつながるのがいいです。

□ 必須

- マイク入力(入力感度調節も)

□ オプション

- ライン入力
- キャノン端子(48Vファンタム電源対応)
- 光デジタル入力(44.1/48/96/128KHz)

マイクといっても、もっぱら使ってるのはエレクトレットのコンデンサマイクなので、ミニプラグですけど。 外で使うならマイク入力でしょうね。

外付けのマイクプリアンプをつなげれば、ライン入力や光デジタル入力が使えますが、あんまりシステムが大げさになるのもイマイチです。 家の中で使うだけなら大きくてもいいですけどね。 これらの入力端子は据付機器用のオプションでもいいかなと。

外付けマイクプリが無い場合は入力感度調節も欲しいですね。 Hi/Low の切り替えでもなんとかなりますが、やはり微調節してなるべく音が割れない範囲で大きくとりたいです。 あとからゲイン調節すると音も良くないですし。 それとマイクアンプはS/N のいいやつにしてください。

キャノン端子は主に家用と言えよう、なんて。。。 この手の本格マイクは1本しか持ってないので今のところ家での録音専用ですね。 外の練習場で、でっかいマイクを何本も並べると威圧感もありますから。

あと、AGC(Auto Gain Control) は不要です。 音楽の録音では、本番の保険としてリミッター的な使い方ができるなら多少使い道がありますけど、それ以外(とくに小さい音を勝手に持ち上げるの)は、通して聞くと不自然になるのであんまり使いませんよね。



録音時間・容量


最長録音時間と連続録音時間の2つのファクターがあります。

- 最長録音時間: 12時間(3時間×4回)、もしくはメディア交換可能
- 連続録音時間: 1時間以上(3~4時間希望)


現状で、Hi-MD 5~6枚を使いまわしてます。 月4回の録音で2~3週間保存(編集が貯まるとも言いますが)できるローテーションにするとある瞬間に最大で3回分の練習が手元に残ります。 本番っぽいのはしばらく消さずに残そうと思うともう少し余裕が欲しいので3時間×4回分は最低ラインです。
アーカイブ的な使い方をするなら10回~20回分、数十回をカバーできるオーダーが望ましいです。 ひとつの演奏会の最初の練習から最後(本番)まで丸ごと残せると結構面白い使い方もできるかなと思います。 現状は順次 PC の HDD にアーカイブしてますけど、10回分とかをメディア一枚で残せれば保存は気楽ですね。 毎回練習を CD-R に焼いて保存するほどマメじゃないので、大容量の新しいソリューションが欲しいです。 HDD 100GB とか CF 4GB ぐらいにどんどん録れるといいんですが。

大体、個人練習だと1時間半も録音しない(録音してもどんどん消す)ので Hi-MD 1枚に2回分とか入りますけど、アンサンブルの練習だと一回で3時間弱は録音します。 途中で1~2度は休憩が入るのでそこで一旦途切れたとしても1時間以上の連続録音は欲しいですね。

がんばっちゃう指揮者さんだったりすると2時間ぐらい休憩なしなんてこともあります。 交響曲の通し練習とか、メディア交換忘れなんてのも想定すると、連続録音が1時間では微妙なラインです。 3~4時間の連続録音ができるといいですね。



本体での編集


夜中にパソコンで切り貼り編集なんてかったるくてやってられません。 夜はまったり音楽を聴きながら blog 書き&写真鑑賞です。
ということで、通勤電車の中で編集できる環境は必須です。 必然的に本体での編集ということになります。 編集専用のポータブルコンソールとか誰も発売してくれないですからね。

□ 必須

- 分割
- 消去

□ オプション

- 結合
- フォーマット変換
- タイトル変更/ID3タグ編集


ながーい録音を曲ごとに切る「分割」や、余計な休憩時間の部分を「消去」できる編集はぜひ欲しいです。 数秒の微調整は PC に取り込んだ後ソフトで波形を見ながら削除すればいいので分割の精度は秒単位で十分です。 実は「分割」ってメディアの空き容量がない状態での操作も想定すると、コピー → 前半半消し + 後半消しの2つのファイル生成っていうアルゴリズムが使えなくて、直接ファイルシステムの FAT チェーン(FATの場合。ファイルシステムによって違いますが)をエディットするか、マーキングだけ別ファイルに覚えておいて PC 取り込み時に実際の分割をするなどの対策をしないといけないので意外と高度な技です。 あんまり対応してる機器がないんですよね。

分割編集をする際には、時間軸(経過時間・残り時間)の UI にもこだわっていただきたいです。 そのトラックの中のどの辺にいるかというのがわかると、今聴いてるポイントで分割するべきか、もう少し後のほうがいいのかの判断がすばやくできます。

間違って分割したのを元に戻す「結合」もできれば必須にしたいところですが、今までに欲しいと思ったことは2回ぐらいなのでまぁオプションでいいでしょう。 フォーマット変換はオリジナルを残したままで新しく MP3 とかを作成できるなら欲しい機能ですね。 タイトル変更や ID3タグ編集は フォーマット変換するなら一緒に欲しいです。 対応言語は英語のみ、入力方式は携帯電話レベルのボタンぽちぽちでいいです。

結局、PC+ソフトでやってることをどこまで本体でできるようにするかって話なんですが、競争があんまりないニッチなカテゴリだと開発リソースも少なくて、あまり機能の向上は期待できないですかなぁ。。。




PC との接続性・編集


□ 必須

- PC に WAV(DRMなしの編集可能形式) で取り込める/WAV に変換できる


理想としては、録音機器やメディアが USB Mass Storage に見えて WAV がそのままコピーできるといいですが、とりあえずパソコンに WAV で取り込めれば専用ソフトでもかまいません。 操作としてはエクスプローラを使うか専用のファイラーを使うかの違いだけなので。

ただし、一旦 PC に取り込んだら、波形編集ソフトで自由にエディットできるようになってないとだめです。 DRM のかかったフォーマットや、Adobe Audition で読めないフォーマットは NGです。



ユーザビリティーの観点で、最近のデジカメの進化に比べて、いろんな意味で政治色の濃い音楽プレーヤー・レコーダーはかなり遅れてます。 私はレンタルCD をリッピングしたり、プレーヤーからのダイレクト録音なんでケチ臭い真似はしません(昔、ステレオのスピーカーの前にラジカセ置いて録音はしましたけど)。 ですから DRM フリーの使いやすいポータブル録音機器をもっと作ってください。 ボーナス一括で買える値段なら購入検討します。







アフィってポン。

ソニー “Hi-MDウォークマン” MZ-RH1 


M-AUDIO モバイルデジタルレコーダ MicroTrack24/96 MMT

KORG MR-1
http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-1/

KORG MR-1000
http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-1000/

TASCAM HD-P2
http://www.tascam.jp/list.php?mode=99&mm=9&c2code=01&c3code=01&scode=0919HDP205

TASCAM DV-RA1000HD
http://www.tascam.jp/list.php?mode=99&mm=1&c1code=03&c3code=01&cPcode=05&scode=09DR10HG01

FOSTEX FR-2LE
http://www.fostex.jp/INTRO/fr2le/FR-2LE.html

FOSTEX FR-2P
http://www.fostex.jp/INTRO/fr2/FR-2P.html

iconicon
リニアPCMレコーダー PCM-D1 icon

Zoom H4
http://www.zoom.co.jp/japanese/products/h4/index.php



Roland 24bit WAVE/MP3 Recorder (赤) R-09R

Sony HDR-SR8 http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-SR7SR8/


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