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MDR-EX700SL Get [音楽関係]

2008夏ボーナスおこづかい計画の第一弾としてソニーのイヤホン MDR-EX700SL を Get しました。
ホントはボーナスじゃなくて α100 下取りクーポンで。。。
1761863

結論から言うと、買って正解です。

でもあんまり低音増強にはなりませんでした。
レンジと余韻が下方向に広くなった感じはありますが、「とにかく量を!」という人にはオススメしません。

現在ウォークマン用のイヤホンとして使っていますが、以下にEX90 やウォークマンS706 付属イヤホンとの比較など。 エージングは20時間ぐらいなので、そこんとこヨロシク。




じゃあ、何がいいのか?


それは響きです。

「頭が空っぽなんでよく響くんです。」 と、言いたくなるような感じです。

私は楽器を弾いてるので、楽器の鳴りと湿度の関係とか結構気にするんですが、湿度の低い時は楽器の鳴りがよくなります。 逆に湿度の高い時(ちょうど梅雨から夏の間ぐらいは高い時が続きますが)はいまいち頭打ちの感じがあります。 付属のイヤホンが普通の時だとすると、EX700 で聴くと「今日は天気がいいから良く鳴るねぇ」というぐらいの印象の違いがあります。
振動が固体を通る「伝導」と、空間を通る「伝播」の違いといってもいいかもしれませんね。 EX700 は伝播の感じが強いです。 楽器(ヴァイオリン・ヴィオラ)の胴が鳴ってる感じが生録っぽく結構出ていて、より心地いいです。 コレに関しては SHURE E3C よりもいいかもしれませんね。

バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パ

演奏:グリュミオー(アルテュール)
参考価格:¥2,039
価格:¥1,835
OFF : ¥204 (10%)




それだけ?


まぁ、それくらいです。 余裕のある音、カラッと乾燥しつつ腰のある音。
でも、もう付属のイヤホンや EX90 や E3C や NC32 には戻りたくないです。

「それを知ってしまった」 ということなんでしょうかね。 装着感を最小にしてうまく装着できたときは今までとは違う音の世界が広がります。 ヘッドホンの領域に向かって一歩踏み出した感じですね。




結構本気で良かったので、ちゃんとレビュー兼ダメだしもしておきます。
(といいつつ定量的なデータは期待しないでください。)

□ 遮音性(外界の音をどれだけ遮断できるか)

うるさいところで音楽を聴くための快適度でいうと E3C≒ノイキャン>EX700>EX90 です。
一応、密閉型らしいので最低限の遮音性はありますが、電車で使っていると、アナウンスがちゃんと聞こえます。 よって、それ以外の音の遮音性もそれなりです。 イヤーピースをもう少し改善(厚く?)すれば遮音性はさらにあがるんじゃないかと思いますが、装着感との兼ね合いもあるのでいまのままでもいいかも。
歩行時のゴワゴワ音はそれほど気になりません。

山手線や京急では使えると思いますが、地下鉄では難しいかな。


□ 音量設定
EX700 = S706付属 -1目盛り
EX90 = S706付属+2目盛り
ぐらいで同じに聞こえます。 ただしケース・バイ・ケースで曲によってさらに±1~2目盛りの補正誤差はあるでしょう。

EX700 は非常に能率が良いようで、付属のイヤホンと同じ音量設定だと耳がきつく感じることが多いです。
購入前は、大きなヘッドホンみたいに音量取れない方向なんじゃないかな?と思っていたので意外でした。
逆に EX90 だと+2目盛り必須です。

ついでに、EX90 でそれなりの低音の質感と量を求めると、そこからさらに+1~2ぐらい必要です。
EX90 は開放型のせいか能率のせいか、音量を上げてもあんまり音量が上がった感じがしない不思議なところがあります。 それゆえ、さらに2目盛りぐらいあげても意外と聞けてしまうのですが、そこまであげてしまうと低音は豊かで良くても他の帯域が相対的に飽和気味になってしまうというジレンマが残ります。 やはり EX90 はモニター調のヌケの良いイヤホンとして捕らえるべきでしょう。



□ 音漏れ(イヤホンの音がどれだけ外に聞こえるか)

実用上、問題ないと言っていいでしょう。 電車で聴いてる音量そのままの設定で鳴らした状態で、部屋の中ではずしてみましたが耳から15cm ぐらいはなれると何も聞こえません。
体感音漏れ度は E3C≒ノイキャン≒EX700>>EX90 です。

音量3 ~ 5 → 聞こえない。(常用範囲。 楽しんで聴ける音量は3~4)
音量6 → かろうじて聞こえる。
音量8 → バスドラのキックが聞こえる
音量10 → 何の曲かわかる。
音の出る穴をふさぐとさらに2段階ぐらい減る感じ。

音源:GAME/Perfume から「ポリリズム」等 (MP3 320kbps)
DAP: NW-S706F
ダイナミック・ノーマライザー:ON
EQ: クリアベース+2、低音+1、中低音+1、中音±0、中高音 -1、高音±0
NW-S706F-EQ-settings.jpg
基本的にEQはこの設定ですべてのジャンル(ロック・テクノからクラシックまで)を聴きます。
設定の基準は「クリアベース+2 で使えるように他のバランスをとる。」です。

このイヤホンで何の曲かわかるほどシャカシャカ音漏れしてたら、ヤヴァいです。

GAME / Perfume

その他:中田ヤスタカ
参考価格:¥2,800
価格:¥2,520
OFF : ¥280 (10%)




□ 装着感

イヤーピースにはこだわってるらしいですが、あんまり EX90 とか(EP-EX1 使用機種)より劇的に装着感が良くなった気はしません。 なお、イヤーピースのイヤホンからのはずれにくさに関しては大幅改善していますので、外でイヤーピースを紛失しそうになるアクシデントは激減するでしょう。 耳から抜くときにイヤーピースが耳の中には残るようなことはありません。 逆にイヤーピースがバンザイします。

押し込めばそれなりに吸い込まれるように入っていくのでどんどん耳の中に入っていきます。
現在「Sの中」を使用しています。 最初はフィット感を求めて Lの中を使っていたのですが、大きなものが奥に入りすぎてリンパの通りが悪くなるような感じ(風邪の時に耳の穴がジンジンするような)が残ったので、次第にサイズダウンしていき S に落ち着きました。

EX700 はセンターの設定がシビアです。 遮音性だけを求めるなら、奥深くに入れたほうが効果高いと思いますけど、そうするとちょっとの抜き差し具合の変化で音が上にいったり下にいったりして「左上右下」みたいな音像になりやすいです。
うまい装着方法を模索中ですが、イヤーピース主導で外耳道に固定するのではなく、耳にもたれかけさせて添うように浅めに軽く装着するのがいいんじゃないか。というのがこの一週間の知見です。
ちなみに取説にはしっかり着用したいときのヒントとして、耳の上からまわすSHURE方式も紹介されていました。



□ ノイズ・感度

EX700 : 感度:108dB で、インピーダンス:16Ω、帯域:4-28,000Hz です。
ちなみに
EX90 : 感度:106dB、インピーダンス:16Ω、5-25,000Hz
E3C : 感度:115dB、インピーダンス:26Ω、不明

高域まで周波数特性が伸び、感度が高く、インピーダンスが低いので音量設定を上げなくてもよく聞こえます。
それが仇となって相対的に実用音量でのノイズフロアがあがるので S/N が悪くなります。 このイヤホンの弱点です。

PCM-D50 で再生停止 5秒後にヘッドホンアンプを自動OFF してる様子とか、ウォークマンでノイキャン効いてないのに「スー」っていうノイズ(量的にはS706付属でノイキャンONの「シー」と同等)が聞こえます。
おまけに再生開始時には「パチッ」というフリッカーもしっかり聞こえます。
不思議なことに、EX90 の場合は能率2dB しか違わないのに Volume で2~3目盛りぐらいちがいます。 したがって、上記のようなノイズは無視できるレベルです。

DHT-M380 に至っては、オーディオとは思えない「ピュルピュル」ノイズが聞こえます。

インピーダンスをもう少しあげれば改善できるのかな?と思います。 直列に抵抗を挟めばいいんだろうか。。。
普通はインピーダンス変換じゃなくてπ型アッテネータなんでしょうけど。


□ 付属品等
黒の四角いケースがついてます。 質感は革っぽくていいです。
ただ、単品でしっかり巻けるタイプじゃなくて、ウォークマンと一緒に放り込めるようなケースにしてほしかったです。 まぁ、ポッケに入れっぱなしだから普段は使わないんですけど。。。

商品が入ってた箱も、時計の箱みたいにつくりがしっかりしてて凝ってます。 何かの入れ物に使いたいですね。


□ 音質
ヴォーカルの艶に関しては、。。。とか言ってもウソ臭いので、手持ちのイヤホンに対する、
音の感じ+私の今の印象を30文字以内で表現してみます。

EX700 ==☆★☆~★☆★~☆★☆<<

EX90  ■■□□!□#□$□%□□■■

付属   011234544543221...

E3C    |||__(-_-)-=[zzz]_|||

AKG K271 <<AKG=(◎◎)=AKG>>

XD400  BBB=- ε=※ :-)


って、言葉じゃないのかよ。


- ピアノはフェルトとか調整してオーバーホールした感じでナイスです。
- チェロは高い音がハスキーになってあんまりいいとは思いません。
- ビオラはスタジオの残響が濃いです。
- ヴァイオリンはいつもより鼻息荒い感じがします。
- 小編成アンサンブルだとニュアンスつけるための小技が聞き取れます。
- 女性ボーカルはPerfume の3人の声質の違いがわかります。(ウォークマン付属のでもわかるけど K271 だとわかりにくい)
- そのほかの楽器はあんまり気にしてません。

ヴァイオリンで言うと、EX700 は 4/4(フルサイズ)、そのあとに EX90を聞くと瞬間 7/8 に感じてしまいます(すぐに慣れますが)。 ビオラで言うと、EX700 は裏板 40.5~41.5cm、EX90 は裏板 39.5~40cm です。 聞いた感じも、ドライバのサイズ同様ワンサイズ違います。
ついでに S706 付属イヤホンは EX90 と 同じ 39.5cm だけどイマイチ発音がはっきりしないなぁという印象です。


ま、そんな感じで。



□ MDR-EX700SL / Sony / http://www.sony.jp/products/headphone/special/mdr-ex700sl/
ソニスタ: http://www.jp.sonystyle.com/Qnavi/Detail/MDR-EX700SL.html
SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX700SL

メーカー:ソニー
参考価格:¥36,750
価格:¥23,370
OFF : ¥13,380 (36%)


□ MDR-EX90SL / Sony / http://www.sony.jp/products/headphone/special/mdr-ex90sl/
ソニスタ: http://www.jp.sonystyle.com/Qnavi/Detail/MDR-EX90SL.html
SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー 「N・U・D・E EX」 MDR-EX90SL

メーカー:ソニー
参考価格:¥12,390
価格:¥7,780
OFF : ¥4,610 (37%)



CD もそれなりのを集めてみました。

トゥー・ファンキー・トゥ・イグノア / ハイラム・ブロック

演奏:ウィル・リー , 他
参考価格:¥2,520
価格:¥2,054
OFF : ¥466 (18%)


N°17

アーティスト:小泉今日子
参考価格:¥3,059
価格:¥2,979
OFF : ¥80 (3%)


バッハ : 平均律クラヴィーア曲集 第2巻

演奏:グールド(グレン)
参考価格:¥4,893
価格:¥4,404
OFF : ¥489 (10%)


フューチャー・ショック

演奏:ハービー・ハンコック , 他
参考価格:¥1,995
価格:¥1,815
OFF : ¥180 (9%)


Tide

アーティスト:Peter Rosendal , 他
参考価格:¥2,187
価格:¥1,580
OFF : ¥607 (28%)


モーツァルト : 弦楽三重奏曲、二重奏曲集

演奏:グリュミオー・トリオ
参考価格:¥2,957
価格:¥2,809
OFF : ¥148 (5%)


SMAPPIES~Rhythmsticks

演奏:ハイラム・ブロック , 他
参考価格:¥2,854
価格:¥2,700
OFF : ¥154 (5%)



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