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beyerdynamic DT990 Get [音楽関係]

ついにやってきました。 ヘッドホンです。
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beyerdynamic DT990 MANUFAKTUR

beyer のドイツ本家サイト http://beyerdynamic.de/ のWeb直販サイト(http://shop.beyerdynamic.de/index.php)で MANUFAKTUR というオーダーメイドのヘッドホンのシリーズを扱ってます。 ラインナップは DT770 / DT880 / DT990 それぞれをベースにしたモデルをはじめ、他にもいくつかあるようです。 「MANUFAKTUR」 という名前はオートクチュールをもじった駄洒落でしょうかね(→ ドイツ語で工房というような意味らしいです)。

まぁ、オーダーといっても音質に関する部分はインピーダンスの選択のみで、メインは色が変えられるとか好きな文字列を入れてくれるという類のものです。

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□ MANUFAKTUR で選べる項目
以下のような感じで3カテゴリ10項目程度です。
[Technology]
- インピーダンス: 32 / 250 / 600(Ω)
- ケーブル: ストレート/カール
[Design]
- ヘッドバンド:色(色によってレザーか合成皮革かもかわります)
- イヤパッド: 黒/シルバー
- ハウジング:色
- 細かい部品もろもろ:色
[Personalisation]
- 文字入れ: 10文字×2行(アルファベットといくつかの記号のみ)

黒い革製のソフトケース(ポーチというにはちょっと大きくて分厚いかな)に入ってやってきます。
dt990-DSC04731
(W)23cm×(D)12cm×(H)26cmの縦型直方体。 上面に取っ手がついてます。 底面からファスナーを両側に開いていくと正面の蓋がハッチのように開いてヘッドホンがお目見えするという感じです。

ケースの中身は、ヘッドホンが入るようにスポンジをくりぬいたものが入っていてこれでケース外形を保っています。ヘッドホンがぴったり収まりますが、窪みはこのヘッドホン用一つなので、他のものは何も入りません。スポンジは接着されていないので取り外すことも可能(は可能)ですが、取りはずしたところで特にメリットはないでしょう。
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そのほかの付属品はミニ→標準の変換プラグと保証書(購入から2年間)、beyerdynamic 特製の絵葉書数枚です。 それと注文確認書(保証を受ける際に必要)やINVOICE などの通販・輸入書類数点。 普通の通販と変わりません。


色は、白をベースに赤にしてみました。 サンタクロースみたいです。
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詳細なオーダー内容は以下の通りです。
[Technology]
- System: 600 ohms
- Straight cable
[Design]
- Housing: piano lacquer white
- Cover set: nickel matt
- end pieces: piano lacquer white
- Mounting: piano lacquer white
- alminium ring; anodised matt red
- Yokes: anodised matt red
- headband: genuine leather crimson
- Ear-pad Set: Velours, silver
[Personalisation]
- Fixing-string1: MANUFAKTUR
- Fixing-string2: 600 ohm

white-red01s.jpg
↑ MANUFAKTUR のサイトで Config 中の図。 Adobe Flash で WYSIWYG 操作なので、出来上がりを目で確認しながらカスタマイズできます。

CG合成と実物の色味が若干違うのはお約束です。 私の中ではヘッドバンドの Crimson 色が紫っぽく見えて横のanodised matt red 色とは合わないかなーと少し懸念していたのですが、実物の Crimson はまさに血の色(怖)。 ということで非常にナイスなカラーバランスでした。


文字入れは Merry Christmas とか Ultraman などいろいろウケ狙いも考えたのですが別にクリスマス限定じゃないので、無難に MANUFAKTUR で作ったものだよーということがわかるようにしておきました。
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ちなみに、文字入れは左右の金具両方に同じものが入ります。 フォントは指定できません。

そして、 600 ohms (複数形)じゃなくて 600 ohm(単数形) でオーダーしてしまったことに今更気がつきました。。。 600Ω と入れる人は注意しましょう。

オマケ情報で、エンドピースの「R」 の横の点々模様は左右で違っていてR側が「ト」、L側が「|」です。 点字なんでしょうか。



□ インピーダンス
32/250/600Ωの3種類から選べるんですが、巷(=インターネット)の噂話だと、「600Ωなら250Ωよりドンシャリ傾向は若干フラットになって(特にシャリが落ち着いて)ますますサイコー」というレビューが見つかりました。 また別のネット噂で beyerdynamic のサポートの人が「環境がそろってるならもちろん 600Ω がオススメ」と言ってるらしいというのを見かけました。 そして 32Ωと250Ωは音量のとりやすさが違うだけで音質はほとんど変わらないらしいという話も。 音の手がかりはこれと、市販の250Ω 版レギュラー DT990 のチョイ試聴だけです。

日本国内で600Ω試聴できるところはなさそうだし、秋葉原にレギュラー DT990 を(確認の意味で)聴きに行くのも最近物騒だからやーめたっていうことで試聴なしです。 どうせ半年ぐらい聴きこまないと真価はわからないだろうし、大ハズレでなさそうなことがわかった時点で 600Ω 決定です。

600Ω っていうのはラインアウトに直接つなぐことを想定したんでしょうかねぇ? 違うか。。。

ちなみに、MANUFAKTUR のサイトの説明だと
600 ohms: Especially for hi-fi enthusiasts 
and studio applications, minimal moving mass, 
ideal for mains-oprated devices with a high headphone output level
らしいです。 mains-operated は、日本語で言うと AC電源(非バッテリ)駆動っていうニュアンスでしょうか。

なんといってもbeyerdynamic社は世界で始めてダイナミック型ヘッドホンを作った会社です。 オススメがあるならそれをチョイスでしょう。

それにしても、ハイインピーダンス(&高能率)っていうのはいい響きですね。
なんだか自分がウンチクある人になった気分です。


ハイインピーだと音量のとりにくさ(Vol. 最大でも音が小さい)がよく指摘されますが、手持ちのウォークマン NW-S706F では以下のような感じです。 (参考曲: ポリリズム/Perfume)
MDR-EX700: 4~6
K271s: 12~14
DT990: 16~18 

AVLS は OFF にしないとダメですが、これぐらいで十分な音量で聞こえます。 DAC として愛用中の MZ-RH1 でも Vol.20 いかないぐらいで音量取れてます。 ということで ROCK/POPS 系のような常時音圧が高めのソースなら問題ないでしょう。

一方、バッハの無伴奏 Vnソナタ(グリュミオー)だと、MZ-RH1 では Vol.28 ぐらいまで出してちょうどです。(MAXは30 なのでマージンは 2 しか残っていない) さすがに最大音量近くまで来ると歪みっぽい感じも若干気になりますし、クラシック向けには(あきらめて)ヘッドホンアンプを用意したほうがいいでしょうね。

ちなみにテスターで R ch - GND と L ch - GND の直流抵抗を計ってみましたが、どちらも 0.6kΩ ということで確かに 600Ω でした。


まだ開封から数時間なのでエージングはこれからです。 サ行が。。。シンバルが。。。低音が。。。高貴なドンシャリが。。。みたいな傾向は概ね巷のレギュラー DT990 のレビューと同様だと思います。 600Ω版と250Ω版 との違いは手元に250Ω版を持ってないので直接比較はできませんが、600Ω版のほうが音は若干硬めな気がします。 あぁ、ドイツの新作だな、みたいな。

音質に関しては、またそのうち。

dt990-DSC04750

値段は、DT990 が 329.38ユーロでした。 MANUFAKTUR の画面でいろいろ指定してるときは細かい extra charge が加算されて 390ユーロぐらいになってたのですが、なぜかお会計したら安くなってました。 それに送料が25ユーロぐらいを加えて 354.83 ユーロを VISA カードで支払いしました(チャージ額は VISA のサイトで事後確認、送料はそこから逆算)。
あと通関のときに消費税2200円+地方消費税500円+DHLの立替納税手数料500円で小計3200円が別途必要です。

6/16(月) にドイツのサイトでポチってオーダーしてから 7/2(水) の到着まで約2週間。 オーダー後すぐに確認メールと ご注文確認書みたいな PDF が送られてきました。 その後は、通関の前 6/30(月)~7/1(火) に DHL の人から内容について電話で質問(もちろん日本語で、INVOICE にやたらと項目があるのに金額入ってるのは一つだけなのはナゼ?とか)がありましたが、それ以外はとくに苦労も音沙汰も無く、ひたすら待つだけで DHL の人が家まで持ってきてくれました。 関税等の 3200円と引き換えです。


ということで、合計約6万数千円の予定です。
Edition2005+αのカスタムデザインとインピーダンスの違いだけでこの値段は高いかなとも思ったのですが、
実物を見たらそういう感覚はなくなりました。 非常に満足。 ムフフ。。。

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beyerdynamic(ドイツ) http://beyerdynamic.de/

Web直販サイト http://shop.beyerdynamic.de/index.php
→ 国(.com とか .uk など)によって扱ってるものが違います。
ドイツのサイトでも注文は英語で可能。


もし、もう一台 MANUFAKTUR で作るとしたらこれにする予定です。
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マットブラックとゴールドのコンビネーション。 あのトラックスーツを彷彿とさせます。


文字入れはもちろん
BRUCE LEE
G.O.D.
です。

※ G.O.D. : Game of Death = 死亡遊戯の英語タイトルの略記。 神様でも悪くないですけど。


ご参考
Manufaktur の写真がいっぱい載ってるページ
http://www.hifi-forum.de/viewthread-110-3244.html

Beyerdynamic の Manufaktur 説明ページ

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